コメモ。

日記。メモ。備忘録。

【2016春】本気でおすすめできる高コスパデジカメ紹介します

春はデジカメがもっとも売れるシーズンです。

卒業旅行、入学式、お花見などなど「カメラ買おっかな」と思うイベントが目白押しで、多くの人が家電量販店のカメラ売り場に群がります。

しかし、量販店で買うのが正解とは限りません。量販店にはシリーズごとの最新モデルが陳列されていることが多いですが、実際には型落ちになった旧モデルにコスパの良いものが眠っている可能性が高いからです。

今回はそんな高コスパデジカメを紹介します。万人に合う究極のデジカメは存在せず、重視する項目によって最適な一台は変わります。簡単な解説をつけておくので、ぜひ自分に合ったデジカメをお選びください。

パナソニックLUMIXシリーズのGM1S。色はブルーとブラウンがあり、どちらも3万円ちょっとで購入が可能です。定価からいうと60%オフというありえない安さで、おそらく今もっともコスパの良いデジカメの一つです。量販店からはそろそろ姿を消しているかもしれません。

コンデジレベルのコンパクトサイズですが、しっかりレンズ交換が可能なミラーレス一眼。マイクロフォーサーズという規格を採用しており、カメラの画質を決定づけるセンサーサイズはスマホはもちろん、一般的なコンデジをはるかに凌駕します。レンズにもよりますが、しっかり「後ろがボケた写真」も撮れます。レンズキットなので汎用的な標準ズームが1本付属。日常使いにはこれで十分でしょうけど、あまり遠くまではズームできないので、運動会などを撮る場合は望遠ズームレンズなどを別途購入したほうがいいでしょう。

とはいえ、この大きさでこの画質が出せるのはGM1Sをおいて他になく、コスパだけでなく大きさ対画質比でも最強の一台です。

続いてもパナソニックLUMIXよりGF7ダブルズームレンズキット。こちらのカメラについては下記でレビューしたので、ご覧ください。

cafewriter.hatenablog.com

僕が買ったときは定価8万円が65,000円くらいに下がっていましたが、現在は5万円程度とすさまじい値下がりっぷりを見せています。性能はほぼGM1Sと同じですが、こちらは自撮りするための機能が豊富についており、高画質かつコンパクトかつ自撮り最適化という点では現在も最強のデジカメです。GM1Sと同じくマイクロフォーサーズ規格を採用しており、レンズ交換可能なミラーレス一眼。ちなみにダブルズームレンズキットのみ販売なので、強制的に望遠ズームレンズがついてきますが、これがまたコンパクトで使いやすい。もっとも、そこまで高倍率というわけではないので、運動会まで対応できるかは微妙なところですが、日常使いで困ることはほとんどないでしょう。

GM1Sには望遠がついてこないので、自撮り機能を抜きにしても、あえてこちらを選ぶというのもありだと思います。

GM1Sと似ていますが、GM5はファインダーがついた一つ上のランクのミラーレス一眼。GM1Sと変わらないコンパクトなボディにファインダーを搭載した技術は本当にすごく、パナソニックの小型化技術の本気を見ました。ファインダーといってもフルサイズ一眼と同等とはいきませんが、小さいわりにはそこそこ見やすいです。晴天時に液晶画面が見づらくて困るという人は、GM1Sではなくこちらがいいでしょう。初値は10万円くらいしましたが、現在は5万円程度でレンズキットが購入可能。昨年出たばかりでまだまだ一線級の性能なのに……。

他にも動画が60p(ちょっと高画質)で撮れたりと、GM1Sとは微妙に差があります。静止画画質はまったく同じです。

過去記事でも言及しましたが、オリンパスのPENシリーズでフラグシップモデルだったE-P5が激安になっています。最新のファインダーつきPEN-Fは15万くらいするのですが、2年前に出たこいつは17mm F1.8の単焦点レンズキットで65,000円程度とバーゲン状態。特に17mm F1.8のレンズは現在でも単体で45,000円くらいするので、どれだけお得かがわかるというもの。ただしここまで安いのはホワイトモデルだけなので注意。

E-P5はレンズ交換可能なミラーレス一眼で、LUMIXと同じマイクロフォーサーズ規格を採用しています。そのため、オリンパスだけでなくパナソニックのレンズも使用できるのがポイント。レンズ選びの幅が広がります。キットでついてくる17mm F1.8はズームができない単焦点ですが、AFが速く描写がやわらかい優れたレンズなので買って損はしないかと。

人気故になかなか値段が落ちないキヤノンですが、ミラーレス一眼のEOS M2だけは別。たしかにAF速度とかレンズの数とか不満点はあるものの、APS-Cでこのサイズはなかなかがんばってると思うんですよね。個人的にはデザインもいいと思います。あまりにも安いのでうっかり買ってしまったのは前に書いた通り。

cafewriter.hatenablog.com

後継機のM3とかM10も出てますけど、M2の方が圧倒的に安いし、質感はむしろ良いと思うんですよね。操作性はあまりよくないので、ゆっくり写真を撮る人に向いたカメラかと。

そろそろなくなってしまいそうですが、ペンタックスの一眼レフK-S1のダブルズームレンズキットが半額以下とありえない金額に。ペンタックスはファインダーがいいんですよね。視野率100%は当たり前。倍率も高くて、この金額で買える一眼レフとしてはかなり出来がいいです。防塵防滴仕様でないのは残念ですが、十分価格以上の性能でしょう。もともとは10万円超ですからね……。

個人的にもほしくて必死に物欲と戦っている高級コンデジLX100。4/3の大型センサーに明るいライカレンズ、クラシカルで直感的な操作系に4Kまで撮れる。完璧じゃない? レンズは換算24-75mmなので望遠がほしい場合は困りますが、逆に標準域で済むならこれで完結できる完成度。なのに発売時よりも4割も安くなっている! 中身が同じOEMのライカ版は未だ15万円程度をキープしているので、これがパナソニックのブランド力のなさなんですかねー……いいカメラ作ってるんだけどな。LX100、必死に耐えていますが、そのうちポロッと買っちゃうかもしれません。色は黒だと普通すぎるのでシルバーがいいと思うんですが、どうでしょ。

これは定価からそこまで下がっているわけではないのですが、性能を考えたら安いよな~と思います。なんといっても最大のポイントは1インチセンサーを搭載していながら超絶コンパクトで軽くて薄いこと。これまでにも1インチコンデジはたくさん発売されていますが、どれも1/1.7型と比べると若干肥大化していて、コンパクトさを求めていた人のニーズは満たせていなかったと思うんですよね。やっぱコンデジなんだからコンパクトじゃないと。そこへきて、やってきたG9X。こういうのを見るとキヤノンはさすがにうまいなと感心せざるを得ません。十字ボタンがなくてタッチパネル中心の操作性など戸惑うところもありそうですが、操作は慣れですし、USB充電など搭載されているのもGOOD。5万円を余裕で切ってきているので買いやすくなっています。

一台で何でも撮りたいならこれでしょう。一眼レフ並みの大きさですが、口角から超望遠までいけて、レンズもそこそこ明るく、1インチセンサーで高画質。4Kまで撮れる……と性能に関しては非の打ち所がないデジカメ。大きささえ許容できれば日常使いから運動会、行楽、旅行までオールマイティーにこなせます。パナソニックの性で、半額近くにまで値段が下がっており、買い時が続いています。


……ということで、ハイコスパデジカメを紹介してきましたが、気づけばパナソニックばっかりですね。だってパナソニックだけハンパないスピードで値下がりするんだもの……。

性能はホントいいので、個人的にはめちゃくちゃ応援しているメーカーなんですが、それで値下がりしなくなるのもちょっと残念という複雑なユーザー心。

どれも買って損はないデジカメばかり。目的に応じてどうぞ。