イベントの撮影にApple Watchは役立つのか+撮影の反省メモ
そういえば8月20日に「出張にAppleWatchをつけていくかどうか迷う」という記事を書いたのですが、一応報告を。
結局、つけていきました!
記事でも書いた通り、
この「WatchClip」というアプリを使ってみたかったからです。これはウェブや地図などiPhoneの画面の一部を切り出してApple Watch側に表示しておけるというアプリ。
今回はイベントのカメラマンという仕事で、時間が朝から夜までとかなり長かったため、そのスケジュール表を表示しておけると楽かなと思ったのです。
結果はというと……まぁまぁ便利だったかな、という感じ。
やはり42mmのApple Watchの画面では小さすぎて、あまり視認性はよくありませんでした。かなり拡大して表示したのですが、そうすると今度は全体を見渡せないので、結局スケジュール表を細切れにキャプチャして何枚にも分けて表示することに。Apple Watchはレスポンスがあまりよくないので、これはちょっと面倒くさかったです。
ということで、ぜんぜん役に立たなかったわけではないですが、まぁあってもなくてもよかったかなというレベルでした。結局、こういうときって、普通のアナログ時計で時間を確認して、ポケットに入れた紙か何かに予定をメモしておくのが一番速いんですよね、悲しいことに。iPhoneですらロック解除する手間があるし。
さて、話をカメラに戻して、以下は次に似た仕事がきたとき用の自分メモ。
今回の装備は以下の通り。
D800E + 18-35mm F3.5-4.5(妹からの借り物)+ 縦グリップ
D300S(妹からの借り物) + 28-300mm F3.5-5.6
ストロボ:SB-700
一脚:ベルボンのしっかりしたやつ
こんな感じです。イベントは大勢の人が屋外に集まってワイワイやっているお祭りみたいなもので、ライブステージがあったり、いろんなブースがあったりするというもの。朝から夜まで続くので、撮影環境はかなり変わります。朝はISO100でも明るすぎて開放で撮れないくらいで、シャッタースピード遅めの写真を撮ろうと思ったのですが、1/15秒とかにすると明るすぎてキツかった。NDフィルター必要だったかな。夜は一転して真っ暗。ISO感度は6400がデフォ。
広角を重視する必要があったので、唯一手元にあった18-35mmを持ちだしましたが、できれば16mmから撮れるともっと楽だったかな。一脚はD800Eに装着して、高くカメラを持ち上げ、タイマー撮影で上から会場を切り取るのに使いました。最初の1枚を2秒後に、2枚以降から0.5秒おきに3枚撮る設定にしていました。
以下、反省点。
- さすがにD300Sは古すぎてD800Eとは操作性が違いすぎており、とっさに操作を間違うことがあります。たとえば再生画面での拡大・縮小ボタンの位置が逆だったり。このへんニコンはもうちょっと操作性を合わせてほしいところ。または同世代のカメラを2つ買うしかないのか。
- D800Eのバッテリーのもちが想像よりもよくなくて、予備バッテリーひとつでは結構ギリギリでした。何とかなったけど、余裕をもってあと一つは用意しておくべきだった。D300Sは一つで余裕だったので、D800Eはタイマー撮影で消耗したのかな。
- ぴったりのカメラバッグがなかった。いつも使っているロープロのキャリーは大きすぎて飛行機だと手荷物にならないし、かといっていつもの取材用バッグではさすがに小さすぎる。結局、カメラバッグにもなる大きめのメッセンジャーバッグを使いましたが、ストロボをSB-910ではなく700にすることでスペースを稼ぐなど、かなり収納が大変でした。次はもうちょっと余裕があって、手荷物で持っていけるカメラバッグを用意したいところですが、すでにカメラバッグも沼に片足突っ込んでいるのでちょっと危険です。
- 当日は雨が降ったので、レインカバーを持っていくべきでした。ボディは少々の雨は平気ですが、レンズが防塵防滴ではないのでちょっとヒヤヒヤしました。
- やはり16-35mm F4があると便利だなーという感じ。明るさはともかく、広角の2mmは大きいと実感。そうじゃなくても最近広角が必要になることが多いし、18-35mmを妹に返したら広角ズームがなくなるから買うか……高いけど……。