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コメモ。

日記。メモ。備忘録。

「……が話題に」というタイトルは劇薬

雑記

ネットでよく見かけるのが「……が話題に」というタイトル。記憶にある限りだと、数年前くらいから2chのスレタイを中心に目にするようになり、その後、一般のブログへ広がって、現在ではメディアやまとめ記事などあらゆる場面で目にするようになった印象があります。

この「……が話題に」というタイトルがなぜこんなに増殖したのかというと、

  • 記事タイトルを考える際に時間がかかりがちな語尾部分を「話題に」という言い方でテンプレ化できる。
  • 「話題に」と言われると「見ておこうかな」と思う人が多いので、ある程度の拡散効果を期待できる。

こんなところでしょうか。

記事を書く側からすると、「拡散効果が得られる定型文」って、かなりありがたい存在なんですよね。

TwitterやFacebookなどSNSでの拡散が重要視される現代では、タイトルが何よりも重要ですから「……が話題に」という語尾はかなり便利です。"とりあえずこれで締めとけば何となく形になる"というお手軽感があります。

似たようなウェブの定型文には「……という話」「……な件」などもあって、これらは感覚的には「……が話題に」よりも以前から見かけていた気がしますが、やはり「何も考えずにタイトルを締められる」ので便利です。

しかし、この"定型文"というやつは、書き手にとって特効薬である一方、思考停止に陥りがちで、コピーライティング力が伸びなくなる副作用を持った劇薬だと感じています。また、薬に体が慣れてしまうように、あまりにも似たようなタイトルが多いと、読んでいる方としても食傷気味になって飽きられる恐れもあります。

たとえばネットの記事ではタイトルに数字を入れると伸びるという法則があり、一時期「◯◯を◯◯するための10の法則」みたいなタイトルで埋め尽くされていました(今でも多いですが)。書籍の世界でも数年前、もしドラのヒットにより新刊が「もし◯◯が◯◯したら」ばかりになったのは記憶に新しいところです。言い回し自体には著作権はないので、汎用性が高くてヒットしやすいタイトルがあれば、そりゃあ皆こぞって使いますよね。

で、消費し尽くされて飽きられたところで、また違う定型文が生まれ、そちらが繁殖する……という流れが繰り返されるのですが、どちらにしろ流行りの言い回しに乗っかっていることには変わりないので、あえて定型文を封印して、ゼロから考えていかないといかんなぁと、締め切り前でテンパリながらなぜかブログを更新している僕は思うのでした。