コメモ。

日記。メモ。備忘録。

ブログ記事のパクリを防ぐ方法

愛読している鈴木さんのブログがパクられたということで騒動になっているようです。


記事パクられた!って、コレ完全にアウトだろ! - 鈴木です。

 

その後のエントリを拝見するに、一応は一段落した感じなのでしょうか。しかし、見えないところで実はパクられているということはありますから、油断できないですね。

ネットやブログをやっていると、かなりの頻度で目にするパクリ騒動ですが、今回は自衛の手段について考えてみます。

 

パクられることを前提にした記事の書き方をする

もちろん、一番の悪人はパクるやつなので、パクられたらきっちり対処することは必要ですが、そうはいってもネットでは簡単にコピーできてしまうので、パクリそのものを止めるのはかなり難しいのが現状です。

そもそも「ネットにあるもの=コピーしていいもの」と考えている人すらいて、悪気なくパクっているケースも多いくらいです。

パクる人にはおおまかに3種類いて、

  1. パクリ=悪ということをわかっていて、開き直ってパクっている
  2. パクリ=悪をわかっているけれど、見つからないだろうと高をくくってパクっている
  3. 悪気なくパクっている

という感じ。2と3のケースは見つかると慌てて削除&謝罪して姿を消すことが多いのですが、1の場合はアフィリエイトのために機械的にパクっているケースも多く、クレームを入れても梨のつぶてです。

で、パクリを止めるのが難しいなら、パクられても困らない記事の書き方を目指すというのも一つの考え方です。

目的は、

  • パクリ野郎に「ここはパクるのがめんどうくさそうだな」と思わせる
  • もしもパクられても「オリジナルがどちらなのか」をわかりやすくする
  • 仮にパクられても、こちらにメリットが出るような書き方をしておく

という3点です。

 

まず、「パクるのがめんどうくさそうだな」と思わせる方法ですが、これはブロガーの人がよくやっている、

  • 最初に名乗る
  • 顔写真を出す

という2つの方法が有効です。

パクる人の気持ちになって考えてみたときに、一番パクりにくいのは「作業がめんどくさい」場合かと思います。つまり、マウスでずらーっとドラッグして、ctr+Cでコピーできるのが一番楽なわけで、そこに編集を入れないといけないのは面倒だと思うのです。

ということは、記事の最初にTwitterアカウントや名前を入れて、

「こんにちは、@◯◯◯です」とか「こんにちは、◯◯◯です」と名乗るだけで、何も考えずにドラッグしてコピーということがやりにくくなります。

最後に「◯◯◯でした」と入れるのもいいかもしれません。とにかく、きっちり本文に署名を入れておくことで、「こいつ、パクるのが面倒だな」と思わせるのです。

仮に機械的にパクられたとしても、少なくともその記事を書いたのが誰なのか、ということだけはパクリブログの読者にも伝わりますから、まったく意味のないことではないでしょう。

もうひとつは、顔写真を記事に入れるというやり方です。

これはウェブライターのヨッピーさんやセブ山さんが、おそらくセルブブランディングテクニックとして取り入れている手法ですが、パクリ防止という意味でもかなり有効です。言うまでもなく、「どちらがオリジナルか」ということが誰の目にも明らかになるからです。

ある意味、究極のパクリ防止策ですが、この方法は当然、顔出しをしていないと使うことができません。

そこで、次善の策としては、自分のブログならではの特徴ある被写体を写り込ませる、あるいは写真のすべてに署名を入れておくという手が考えられます。

フリー素材の写真だけを使った記事には向きませんが、オリジナルの写真を使う場合は効果的な方法かと思います。

記事にストーリーを加える

記事の書き方そのものを工夫することで、パクられにくくする手もあります。たとえば続き物として書いている記事の場合、途中の一つだけをコピーしても意味がわかりません。こういう記事はパクられにくいのではないかと思います。記事単体ではなく、ブログ全体で読ませる構成にするということです。

せっかくブログという自分だけの城の中で書いているわけですから、記事と記事を有機的にリンクさせてストーリーを持たせると、よりパクられにくくなるでしょう。

その人しか書けない、あるいはそのブログで読むからこそ意味のある記事を目指すと良さそうです。

……とはいえ、どんなことをやっても結局パクる人はパクりますので、パクられたら速やかに対処したいところ。

相手が使っているブログサービス、アフィリエイトサービス、Googleへの報告はもちろん、SNSなどを通してしっかり主張していくことが大切です。

それから、魚拓などを活用して「証拠」をしっかりおさえておくことでしょうか。

決定的な対処法がないのが歯がゆいところですが、自分なりにいろいろな方法を組み合わせて予防しておくにこしたことはなさそうです。