【レビュー】[ ONA ] Designsはデザインと収納性を両立させた最高のカメラバッグだ!【満足度85/100】
使ってみて確信した。現時点で最高のカメラバッグだと。
カメラにハマってしまった人を待っている終わりのない修羅道といえば「レンズ沼」ですが、実はカメラには他にも様々な"沼"が待ち受けています。そのうちの一つが「カメラバッグ沼」。
普通の鞄なら、デザインで選んでおけばまぁ間違いないのですが、カメラバッグの場合はデザイン以外にも機能性や収納力などが重要です。しかも機材自体も増えていったりするので、それに合わせてカメラバッグを新調していると、いつの間にか沼に沈んでしまっているというわけです。
てなわけで、例に漏れず僕も過去にいろんなカメラバッグを取っ替え引っ替えしてきたのですが、やっと「これ、最高!」と言えるバッグを見つけたので使い勝手をレビューしたいと思います。
今年の1月に購入して8ヶ月間使い倒したこちらのカメラバッグは、ニューヨークに本社を置く[ ONA ] Designs LLC社の商品。オンラインショップでも購入できるらしいですが、自分は実際に大きさや質感を見たかったのでライカプロフェッショナルストア東京で購入しました。ラインナップは3サイズ、3カラー展開で、今回購入したものはもっとも大きな「THE UNION STREET」というモデルです。価格は42,000円でした。本当は中型(39,900円)を買うつもりだったのですが、実際に手にとってみると、
- 中型では想定より機材が入らなかった
- 欲しい色がなかった
- 大型でも、そこまで大きすぎなかった
という理由で大型にしました。
毎日のように持ちだしているのと、自分の使い方が荒っぽいせいでだいぶ汚れてしまっていますが、かなり耐久性が高く、信頼性の高いカメラバッグです。防水ではないので本当は雨に濡らすとまずいのでしょうけど、小雨程度なら中の機材にはまったく影響はありませんでした。
何より気に入っているのはデザイン。カメラバッグって、デザインにこだわったものが少ないのですが、これならプライベートでも、取材でも、撮影でも、万能に持ち出せます。
それほど大きなバッグではありませんが、収納力は見た目よりもかなりあります。
MacBookAir(とケース)、電源アダプタ、ミラーレス一眼、レンズ2本、予備バッテリー、モバイルバッテリー、イヤホン、名刺入れ、iPhone用の録音マイク、ボイスレコーダー、ミンティア。
これが僕の通常の仕事道具一式なのですが、ぜんぶ入れることができるので、とても助かっています。
ちなみにこれだけ入れてもまだ多少余裕があり、現場でもらう資料なども詰め込めます。場合によってはレンズと電源アダプタを削り、ストロボを入れることもあります。
中はこんな感じになっていて、奥のスペースにMacBookAirやタブレット端末が入ります。中敷きは外すことができ、自分で自由にレイアウトを変更できます。
写真が思い切りブレましたが、先ほどのセットを収納するとこんな感じで収まります。これはミラーレス一眼ですが、ギリギリD800Eと単焦点レンズくらいなら入ります。D4sなんかの縦グリップ一体型は無理かな……。
で、実はここにも収納スペースがあり、たとえばメモリカードなどのちょっとした薄い小物をしまっておくことができます。撮影の仕事で一番怖いのは、記録メディアをうっかりカメラに入れ忘れることなので、こういう邪魔にならないところに予備のメモリーカードを仕込んでおくと安心できます。
これだけ酷使してもまったく問題なく、汚れにくい加工がされているので、ズボラな僕にはとても助かっています。
あまりにも気に入っているので、普段使いように小サイズ版を追加購入してもいいかなと思っているくらいです。
デザインと収納力を兼ね備えたカメラバッグを探している方、男女問わずオススメです。
【ここが◯】
- 仕事でもプライベートでも使えるデザイン
- 収納力が高い
【ここが×】
- 自分の使い方だと、肩当てが肩にうまく当たらず、胸の位置になってしまう
- 身に付けると、体にぴたりとフィットするのではなく、少し浮いた感じになる
【満足度】
85/100