コメモ。

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カシオのEX-ZR4000は小型センサーのメリットを生かした最強の旅カメラになりそう

1年弱前に「イメージセンサー大型化が進むカメラ業界でのペンタックスQの存在意義」という記事を書きました。

cafewriter.hatenablog.com

その中で、1/1.7型センサーを搭載するミラーレスとしての意義は超広角にあるということを書いたのですが、まさにそんな僕の考えを体現するようなコンデジがカシオから登場しました。

casio.jp

1/1.7型センサーと超広角ズームレンズを搭載したEX-ZR4000です。

Bluetooth Smart / Wi-Fi対応で、EXILIMらしくオートトランスファーでスマホに写真を自動転送できます。液晶はもちろん自撮りに最適な180度チルト可能。

レンズのスペックは35mm換算19-95mm相当F2.7-6.4。望遠側はかなり暗いのでオマケ程度ですが、この機種の売りはなんといっても広角側でしょう。19mmでF2.7というスペックはコンデジとしてのサイズを考えるとかなりいい落とし所だと思います。単焦点でもいいくらいだけど、そこは一応ズームがあることで汎用性もキープ。明確に旅行向きですね。これは売り場でもかなりプッシュしやすいカメラなんじゃないでしょうか。

なんといっても特徴は1/1.7型センサーを搭載したところ。スマホよりははるかに画質が上で、なおかつボケ過ぎないため、適当に撮ってもピントが外れません。旅行等の記念撮影には持って来いといえます。

センサーが大型化する一方で、小型センサーのメリットをうまく生かしたカシオらしい魅力的なカメラですね。

ちなみにこの1/1.7型センサーですが、ペンタックスQやStylus1sといった小型カメラにもう何年も搭載されているソニー製のイメージセンサーでしょう。

技術的にはかなりこなれていて歩留まりもよく、おそらくコストもそこまでかかっていないはず。

だからこそ19mmというレンズを搭載したにも関わらず、実売価格5万円台に抑えることができたといえそうです。

スマホとも既存のコンデジとも違う価値を見せてきたEX-ZR4000。

旅行での自撮りカメラとしてはしばらく最強のポジションを築きそうです。