富士フイルムの「XQ2」がそろそろ底値に - ひょっとして最後の「高画質でコンパクトで安価」なコンデジになる?
価格をチェックしているコンデジの一つ、富士フイルムの「XQ2」がそろそろ底値になっているようです。
現在、価格コムで25,000円ちょっと、Amazonで27,000円ちょっとといったところ。
なぜ底値だと判断したかというと、前モデルであるXQ1も25,000円くらいが底値だったからです。おそらくXQ2もここから大幅に値を下げることはないでしょう。すでに生産も終了しているので、しばらくすると値上がり始める可能性もあります(安い店からなくなっていくので)。
……と、価格の話ばかりでXQ2がどんなカメラなのか説明を忘れていました。ざっくり書くとこんな感じ。
- イメージセンサー:2/3型X-Trans CMOS II
- レンズ:25mm~100mm(F1.8~F4.9)
- 画素数:1200万
- サイズ:100x58.5x33.3 mm(幅x高さx奥行き)
- 総重量:206g
- 最短撮影距離:50cm(標準)3cm(マクロ)
最近、この手の高級コンパクトは1型センサーに移行しています。2/3型センサーは確かに画質では1型よりも不利ですが、コスパとサイズを考えるとXQ2もかなり良い選択肢になります。
何しろ1型センサーを搭載した機種でもっとも安いのは3年前の「RX100」。それでも35,000円はしますし、XQ2よりも重みがあります。
逆に1型センサーを搭載しながらも軽いのはキヤノンの「G9 X」で、総重量209gとほぼ同等。ただし、こちらは価格が最安値でも44,000円はします。いつか4万円は切るかもしれませんが、さすがに3万円は切らないでしょう。
そうなると、1型には及ばないとはいえ、スマホと比べると比較にならないほど高画質で価格も3万円を切り、ポケットに余裕で入るサイズに収まっているXQ2は、かなり魅力的な選択肢となります。
XQ2の画質が1型センサーとどれくらい違うのかというと、僕の体感ですが、
1型センサー機>>>XQ2>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>スマホ
これくらい違います。1型センサーとの差よりも、スマホとの差の方がはるかに大きいのです。スマホは綺麗に撮れるようでちょっとでも悪環境になると使い物になりませんが、XQ2はかなり粘ります。たとえば暗い飲み屋や夜のイベント、明暗が激しく変化するライブなどのステージを綺麗に撮るのはスマホでは絶対に無理ですが、XQ2ならそれなりに撮れてしまいます。もちろん、さらに暗所に強いのは1型センサー機ですが、スマホと比べると微々たる差です。
何よりこの価格で、定評のある「フジの色」が手に入るのは魅力的。個人的には安いコンデジにも一定のニーズは残り続けると思っているので、XQ2の後継機もぜひ出してほしいなぁと思います。皆が皆、スマホ持ってるわけじゃないですし。やっぱり「安くてコンパクトで高画質」なカメラは必要ですよ。最近、どのメーカーからもぜんぜん出ていなくて、そろそろ絶滅かなと心配していますが……。
FUJIFILM プレミアムコンパクトデジタルカメラ XQ2 シルバー XQ2S
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- 発売日: 2015/02/26
- メディア: Camera
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