マラソンの撮影は撮影以外のところが難しかった[金沢マラソン]
ちょっと前のことになるのですが、第一回金沢マラソンを撮影してきました。知人に頼まれて撮影班としての参加です。
マラソンを撮るのは初めてだったのですが、むしろ撮影以外のところが大変でした……。
今回の装備はD800Eに純正の28-300mm F3.5-5.6。
70-200mm F2.8も考えましたが、昼間なので明るいことと、そこまでのAF速度は要求されなそうなこと、300mmくらいはほしいこと、混雑するので一本ですべて撮りたいことを考えて28-300mmをチョイスしました。この選択自体は正解だったと思います。
Nikon 高倍率ズームレンズ AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR フルサイズ対応
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この日は金沢で開催される初めてのフルマラソンということで、ランナーも観客もかなり多く、街をあげてのイベントという雰囲気。プレスも大勢スタンバイしています。
スタート前にはかなりの雨が降り、待機していたランナーがかなり寒そうにしていました。
そして、いよいよスタート!
こうした市街地を使うマラソンの場合、ランナーはいくつかのグループに分けられ、時間差でスタートします。
あらかじめ知人がどのグループに所属しているのかは聞いていたのですが……考えが甘かった。
参加者が万単位になるマラソンではスタート時点はものすごく混みあい、目当てのランナーをまったく見つけることができません。
一応、道の左右どのあたりを走るのかだけは事前に打ち合わせしていたので大丈夫かと思っていたのですが、ぜんぜんダメでした。
マラソンではたまに奇抜なコスプレをしたランナーがいて話題になりますが、あれにはちゃんと意味があるんだなと納得しました。
知人を発見できないまま全ランナーが行ってしまったので、その後は主催者側が用意した応援コースにしたがって先回りしながら撮影を続行。
といってもランナーはけっこうなスピードで走っているので、ゆっくり休憩していると先回りできません。
道中はたまに写真を撮りながら休憩なしで移動。
青空だったらよかったんだけどなぁ。
各ポイントでは地元の応援が。こちらは加賀豊年太鼓。子どもから大人まで参加して見事な演奏を聞かせてくれました。
このあたり雨が降ったりやんだりで、そのたびに太鼓にビニールをかけたり外したりするのが大変そう。
太鼓に後押しされるように走るランナーたち。
これくらい派手だとすぐ見つかるんだけど……。
いったんスタートしてしまうと、なかなかランナーと連絡をとることはできなくなりますし、GPSでなんとなく位置がわかるとはいえ、完璧ではないので、やはり混雑していてもすぐ見つけられる対策は絶対に必要だと思いました。
結局この日は5のポイントのうち、3つが全滅、なんとか2つをおさえられて一安心。
しかし、反省点の多い撮影でした。
次回はリベンジしたいと思います。