コメモ。

日記。メモ。備忘録。

CP+で驚異のポートレートレンズ「LEICA DG NOCTICRON(ノクチクロン) 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S. H-NS043」を実写レポート【レビュー】

はじめに言っておきます。

今回の記事はデジカメについて書きますが、めっちゃマニアックな話をします

まぁでもこのブログはそういうのもガンガン書いていくために始めたので、書きますよ!

さて、最近発売になったばかりで、僕が「ちょっと欲しいな~」と思っているレンズがあります。

それがこれ! パナソニックから発売になったLEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S. H-NS043」です。長いわ! 前から思ってたけどデジカメのレンズの正式名称って長すぎ! 情報全部詰め込みすぎ!

 

で、まぁその「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S. H-NS043」なんですけど、これは実売で16万円くらいするスーパー高価なレンズなんですよ。

しかし、話に聞くと、それに見合った写りをしてくれるのだとか。

ということで、先日行ってきたCP+でポートレートを実写テストしてきたので、ご覧ください。

f:id:cafewriter:20140217011333j:plain

【撮影データ】OM-D E-M1/F1.2/ISO200

いかがでしょう。すばらしい写りですね。これで絞り開放だから恐れいります。

これをさらに拡大してみると……

f:id:cafewriter:20140217011347j:plain

こんな感じ。十分美しいのですが、微妙に目のところがポワポワしている感じもあります。手ブレかな? とも思ったのですが、シャッター速度1/250秒、さらに手ぶれ補正も強力なカメラなので、ブレるはずはないと思うんですよね。こういう写りなんでしょう。

これをF1.8まで絞ると、

f:id:cafewriter:20140217011505j:plain

f:id:cafewriter:20140217011514j:plain

【撮影データ】OM-D E-M1/F1.8/ISO200

おっ、目元がグッと引き締まりました。

さらにF4まで絞ってみましょう。

f:id:cafewriter:20140217011640j:plain

f:id:cafewriter:20140217011647j:plain

【撮影データ】OM-D E-M1/F4.0/ISO200

さらにシャープになりましたね! えっ、よくわからんって?

並べてみるとけっこう違うもんですよ。

f:id:cafewriter:20140217012744j:plain

やっぱりF4.0まで絞るとシャープになりますね。

ただその分、肌の細かいところまで写ってしまうので、女性を撮るときはあえてF1.2のド開放で撮るのもいいかもしれません。

F5.6でも撮ってみたのですが、

f:id:cafewriter:20140217015249j:plain

f:id:cafewriter:20140217015056j:plain

【撮影データ】OM-D E-M1/F5.6/ISO200

んー……F4.0とそんなに変わらない印象。ちょっとピントが甘くなってるかな? でもそれを考慮しても、たぶん、このレンズの一番おいしいところはF2.8~F4.0くらいだと思います。開放でもガンガン使えるけど、F1.2のボケがいらないなら普段はとりあえずF1.8に絞っておくと間違いなさそうですね。

 

実売16万円とかなり高価ですし、重さも425gとマイクロフォーサーズとしてはかなりの重量。しかもフードをつけるととにかくデカい! のですが、単焦点なのに手ブレ補正がついていたり、F1.2という唯一無二の開放F値、さらに手に持った時の何とも言えない高級感やライカブランドであることを考えると、これはこれで適正価格かなー。

自分が仕事で人物を撮るときは今のところニコンを使うので、このレンズには手を出しにくいのですが、マイクロフォーサーズで機材を固めてる記者さんなんかは気合の入ったインタビュー用に持っておくと超便利だと思いました。

趣味用としては、バーなんかの暗い店内や夜のポートレートで力を発揮すると思います。