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カメラの祭典「CP+」のキヤノンブースで「PowerShot G1X Mark2」を触ってきました! ブロガー・記者向けの全部入りカメラだこれ【レビュー】【起動・撮影動画あり】 #CP+2014

2月13日からパシフィコ横浜で開催されているカメラの祭典「CP+」に行ってきました。

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で、こんな日に限って猛吹雪だよ。持っててよかった防塵防滴のデジカメ! ……じゃないよ! なんなのこれ!

まぁ天気ばかりはどうしようもないので、見たいものを見に行きますよ。

今回の本命はキヤノンから発表されたばかりのコンデジ新フラグシップPowerShot G1X Mark2」です!

 

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いきなりまくしたててしまいましたが、デジカメ好き以外は何がなんだかわからないと思うので、ちょっとだけ説明します。

デジカメにはいわゆる「一眼レフ」(プロっぽいやつ)「コンパクトデジカメ」(普通の小さいやつ)がありますが、上の写真を見てもわかる通り、PowerShot G1X Mark2」は「コンパクトデジカメ」の最新機種となります。

しかもフラグシップです。フラグシップというのは、簡単にいえば「一番高くてすごいやつ」です。

ただし、一眼レフとコンパクトデジカメは違うカテゴリなので、PowerShot G1X Mark2」はあくまでもコンパクトデジカメのフラグシップ(一番高くてすごいやつ)となります。一眼レフには一眼レフのフラグシップが別にありますからね。

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で、この「PowerShot G1X Mark2」がなぜ気になっているかというと、コンパクトデジカメなのに一眼レフレベルの画質で写真が撮れるからなのです。細かい説明は端折りますが、とにかくそうなのです。ちなみに一眼レフといえば「背景をボカした写真が撮れる」というイメージを持っている人も多いと思いますが、このカメラでも背景をボカした写真は余裕で撮れます

僕は普段、仕事で一眼レフを持ち歩くのですが、もしコンパクトデジカメで同等の仕事ができるなら、こんなに楽なことはありません。一眼レフはかさばるし重いからね……。

ただ、やっぱりデジカメは実際に手にとってみないとわかりません。たとえばスペックだけ立派でも、起動時間が妙に長かったり、ピントが合うのが遅かったりするとイライラさせられますからね。

そこらへんはVineの動画で撮ってきたので最後に載せるとして、まずは写真で外観チェックから。

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軍艦部(上部分)には電源ボタンとシャッターボタン、モード変更ボタン、再生ボタンが用意されています。左側にはポップアップで飛び出してくるフラッシュが内蔵されています。右の方にちょっとだけグリップが突き出しているのがわかると思いますが、これのおかげでだいぶ持ちやすくなっています。

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コンパクトデジカメといいつつ、厚みはそれなりにあります。しかもレンズが分厚くて、電源を切っても本体に収納されません。もちろん一眼レフよりは薄いのですが、コンパクトデジカメとしてはかなり大きい部類でしょう。その分、画質が良いということで納得するしかありません。なお、当然ですがレンズ交換はできません

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電源を入れるとこれくらいまでレンズが伸びます。電源入れっぱなしではちょっと持ち歩けないですね……。まあ一眼レフと違ってコンパクトデジカメは電源を頻繁にオンオフするものですし。

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背面の操作系は前モデルよりもシンプルにまとめられている印象です。キヤノンに慣れている人なら迷うことはないでしょう。今回からWi-Fiが搭載されており、撮った写真をスマートフォンなどに送信できるようになりました。

一応オートモードもあるので、ただシャッターを押すだけでも撮れるのですが、そういう使い方をするだけだとちょっともったいないカメラかもしれませんね。逆に、最初はオートモードだけで使うけど、慣れてきたらステップアップしたいという人にはぴったりのカメラだと思います。

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このカメラのもう一つの特徴は、背面の液晶画面が動かせることです。といってもフリーアングルで自由自在に動くタイプではなく、上下にのみ動く「チルト式」となっています。取材仕事では人垣の後ろからカメラを持ち上げて上から写真を押さえることも多いので、液晶画面が下を向くのは意外と重要だったりします。

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さらに上には180度持ち上がります。これはつまり、

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前から見ると、こう。

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こんな感じで自分撮りすることができます。一人で取材する場合、自分を写しこむためには必須の機能。YouTuberの人にもオススメ。ソニーのNEXシリーズなどでも可能ですが、コンパクトデジカメでこれができるのはいいですね。

PowerShot G1X Mark2」は「Mark2」と銘打っていることからもわかる通り、3年ほど前に出た先代モデルがあります。そちらも触ったことがあるのですが、今回の新モデルは全体的にレスポンスが改善されていて、動作がキビキビしている印象を受けました。

起動と撮影の部分をVine動画で撮ってきましたので、ご覧ください。

 

画質に関しては液晶画面でしか見ていないので何とも言えないのですが、レンズが一新されて良くなっている分、向上したという感じでしょうか。「背景をボカしたいけど、重い一眼レフは嫌だ」という人にもオススメです。

若干気になるのは、小さいんだけど重い(553gもある! ちょっとしたタブレットレベル)ことと、バッテリーのもちがどの程度なのかということ。バッテリーに関しては公称240枚となっていますが、もうちょっとちゃんと使わないと何とも言えないですね……。

PowerShot G1X Mark2」は3月28日発売予定。価格は定価で90,090円(税込み)となっています。実売で8万円台前半くらいでしょうか。この価格なら一眼レフのそこそこ良いレンズキットが買えてしまいますが、小さいことに価値を見出だせるなら決して高い買い物ではないと思いました。

取材用に導入するか、検討中です。