さよなら、OM-D E-M1
ちょっと前にOM-D E-M1 mark IIを購入したことをちらっと書いたかと思うのですが、それ以降まったく使っていなかった先代E-M1を売却しました。
発売してからの4年間、あらゆる取材に力を発揮してくれた名機でした。お世話になりました。
当初は予備機として併用することも考えたのですが、いくつかの理由で手放すことにしました。
理由1:操作系統が微妙に変わっていて併用しにくい
基本的な操作系統は似ているのですが、レバーの方向が逆になっていたりと微妙なところが変更されていて、併用すると逆に混乱します。
オリンパスのメニューについてはネットで複雑怪奇とかいろいろディスられることが多いのですが、あのレバーシステムは秀逸だと思う。
理由2:バッテリーが変わった
これはポジティブな理由なんですけど、初代E-M1とmark IIではバッテリーが変更になったのです。
初代のバッテリーはmark IIには使えないし、逆も然り。
ミラーレスの弱点としてバッテリーのもちが悪いということがあって、それは初代E-M1でも同じでした。
それがmark IIになって体感的には1.5倍以上もつようになった感じ。これはすばらしい。
ただ、バッテリーの使い回しができないのであれば、初代をサブ機として運用するのは辛いです。バッテリーを2種類持ち歩くのはどう考えても非効率です。
理由3:12-100mm F4 が秀逸すぎる。
mark IIと時を同じくして12-100mm F4というレンズが発売されたのですが、まーこれが秀逸でしてね。
E-M1 mark IIは主に取材用なのですが、12-100mm F4があるとマジで2台持ちの必要がないんですよ。あらゆる状況に一本で対応できる。
これまでは高倍率ズームレンズといえばパナソニックの14-140mm F3.5-5.6を使っていて、これも良いレンズではあったのですが、やはり描写が不満だったり、望遠端の開放F値に不満があったりして、撮影環境が不安なときは12-35mm F2.8と35-100mm F2.8の2本を2台につけていったりしていたんですね。
ところが12-100mm F4だと開放F値も1段明るくなり、さらに描写も超弩級。E-M1 mark II自体が高感度にかなり強くなったこともあって、もはやF2.8の明るさがなくても何とかなってしまうのです。
これならサブ機はよほどのことがなければ持たなくていいな、という結論になりました。やっぱり2台持ちはめちゃくちゃかさばって邪魔ですしね……。
持つとしたら万が一のためのコンデジくらいでいいかな。
そんな感じで初代E-M1よ、さようなら!
次のオーナーのもとで活躍するんだぞ。