コメモ。

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【Photohito】2014年にもっとも使用されたカメラメーカーランキング。あのメーカーが意外な大健闘。

世界的な写真共有サイトであるFlickrが、2014年に投稿された写真がどのメーカーのカメラで撮られたものなのかをランキングにして発表しました。

それによると、1位はキヤノン、2位がApple、3位がニコン、4位にサムスン、5位にソニーとなっています。Appleとサムスンはスマートフォンでしょう(サムスンはミラーレスカメラも出していますが)。1年前のランキングと比較して、2位のApple(iPhone)がニコンを抜いたことがビッグニュースとして報じられています。

ただし、これはあくまでFlickrオンリーのランキングに過ぎず、他の写真共有サイトで比較するとまた違ったランキングになるのかもしれません。

そこで、日本国内の写真共有サイト大手「Photohito」から、昨年1年間に投稿された写真の数をメーカー別にまとめてみました。

Photohitoの特徴は、きちんと撮影、編集した「作品」としての写真が多いこと。もちろん、Flickrも作品を投稿する場なのですが、メジャー故に単なる写真保管庫として使っている人も多い印象です。

さて、FlickrとPhotohitoで、違いは出るでしょうか。

※なお、フィルムカメラは除外しています。

結果はこうなりました。

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ちょっと文字が小さくて申し訳ありません。結果をざっと書き出すと↓こうなります。

 

1位:キヤノン…33.3%(249,656枚)

2位:ニコン…29.2%(219,045枚)

3位:ペンタックス…9.9%(74,498枚)

4位:ソニー…9.4%(70,339枚)

5位:オリンパス…7.1%(53,010枚)

6位:富士フイルム…4.9%(36,834枚)

7位:パナソニック…3.9%(29,145枚)

8位:リコー…1.7%(13,116枚)

9位:Apple…0.5%(3,835枚)

10位:サムスン…0.1%(440枚)

 

いかがでしょうか。キヤノンとニコンが2TOPで、Flickrで2位だったAppleは9位、シェア0.5%と奮いません。サムスンに至っては、日本でサムスンのデジカメが発売されていないこともあり、わずか440枚で0.1%です。

あとは、ほぼメーカーごとの販売シェア通りという印象ですが、興味深いのは、Flickrで存在感をなくしていたペンタックスがソニーを上回って3位に入っていること。

ペンタックスの販売シェア自体はソニーよりも下なので、ペンタックスユーザーは他のメーカーよりも作品づくりに対して熱心なユーザーが多いのかもしれません。たしかに、キヤノンとニコンをスルーしてわざわざペンタックスを使うということは、昔のゲームハードで言えばセガを選ぶ人。かなりのこだわりがある人でしょうからね。

買ったはいいものの普段は埃をかぶった一眼レフを運動会のときだけ持ち出すパパカメラマンは、特別な理由がない限りほとんどがキヤノンかニコンでしょうし、Photohitoにも投稿しないでしょう。

出回っている数としては圧倒的なiPhoneが少ないのも、似たような理由だと思います。

Photohitoは国産のサービスなので、あくまで日本国内の話にはなるのですが、2014年のカメラメーカーのシェアを知るのに面白い結果だと思いました。