コメモ。

日記。メモ。備忘録。

旅行に持っていきたい! 自撮りに適したミラーレス&コンデジ紹介します

最近、「自撮り棒」なるグッズが流行っているそうじゃないですか。

 

こういうやつです。セルカ棒とか、自分撮り一脚とか呼んだりもするみたいです。

この伸びる棒の先にスマホをくっつけて、セルフタイマー、もしくはBluetoothのスイッチを押して撮影するわけですね。

最初に見たときは「そこまでして自撮りするか?」と思ったのですが、よく見かけるようになったということは、需要があるんでしょうね……(外国人観光客が一番使ってる気もしますが)。

で、思ったのですが、結局これって、「スマホのインカメラでは写る範囲が狭くてリア充写真(Facebookとかでよく見かける複数人で撮った写真)が撮れないから、スマホを離すことで入るようにしよう」っていう発想だと思うんですよね。

だけど、スマホのインカメラって、画質的にはまだまだいまいちなわけですよ。iPhoneなんて120万画素とかですからね。飲み会のセルフィーとかならいいでしょうけど、旅行をそれで済ませるのはもったいない気がします。

 

だったら、広角レンズを装着したミラーレスか、コンデジでよくないか?

 

画質も良いし、広角レンズなら少なくとも自撮り棒でiPhoneを使うのと同等以上の広さで撮れはず。Wi-Fiつきを選べば、スマホからSNSにシェアすることもできます。

ということで、今回は旅行にぴったりの自撮り向きミラーレス&コンデジを紹介していきます。

 

 

ミラーレス編

ミラーレスに限らずですが、液晶画面が180°前後動くことが、自撮りできるデジカメの最低条件です。Wi-Fiで接続してスマホからコントロールするという手もありますが、それは面倒だし、上級者向け。

あとはWi-Fiが搭載されていてほしいですね。自撮りするということは、すぐにSNSでシェアしたいという場合が多いでしょうから。

以上を兼ね備えたミラーレスは以下の通り。

 

OLYMPUS ミラーレス一眼 PEN E-PL7 14-42mm EZレンズキット ホワイト E-PL7 EZ LKIT WHT

OLYMPUS ミラーレス一眼 PEN E-PL7 14-42mm EZレンズキット ホワイト E-PL7 EZ LKIT WHT

 

 まずは、自撮りのためのカメラといっても過言ではないオリンパスPEN E-PL7。1605万画素。

出たばかりなので、実売価格はボディだけで60,000円。標準ズームレンズキットで68,000円程度と、まだあまり安くなっていないのが欠点ですが、自撮りに関しては現時点で最強です。

というのは、

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via E-PL7公式サイト

こんな風に液晶画面が下に180°向くことと、ピントを合わせたいところをタッチするだけでシャッターが切れるタッチシャッター機能を搭載しているから。ピント合わせの速度もスマホとは比較にならないほど高速です。

今までは液晶が上に向かって180°回転する機種が多かったのですが、下に向くことで「画面をタッチするときにレンズに手がかかりにくい」「液晶とレンズの位置が近くなるので、液晶を見ながらシャッターを切っても目線がレンズから外れない」などのメリットがあります。顔認識も強力です。

さて、E-PL7を買う場合ですが、何もレンズを持っていなくて初めて買うという場合は、レンズキットを買うのが無難でしょう。薄型ながらそこそこ遠くまでズームできる便利なレンズなので、一本持っておいても邪魔になりません。何より、後から単品で買うのとキットで買うのとでは万単位で価格が違ってきますからね。

ただし、キットレンズだと撮れる範囲がスマホとそう変わりません

そこで、広角レンズを追加します。

せっかくPENはレンズ交換ができるのですから、使わない手はありません。

候補は2つ。

 

OLYMPUS 超広角ズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

OLYMPUS 超広角ズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

 

 

まずはこれ。9-18mm F4.0-5.6という超広角レンズです。手のひらに余裕で収まるサイズで155gと軽量。そのくせ写りはすばらしいという神レンズ。実売価格55,000円くらいするのが難点ですが、資金に余裕があればぜひ持っておきたい一本です。旅行に関しては、E-PL7のズームレンズキットと、この9-18mmがあれば近くから遠くまで不足なくまかなえるはずです。

また、広角レンズのすばらしい点は、旅で出会った風景を余すところなく収められること。自撮りだけでなく、普段使いにも力を発揮してくれるので一石二鳥です。スマホもかなり画質が良くなりましたが、超広角の撮影だけは不可能ですから。

価格がどうしてもネックになるという場合は、

 

 こっちを使う手も。数千円で買えます。

いわゆる魚眼レンズというやつで、先ほどの広角レンズよりもさらに広い範囲を取り込むことができます。

オリンパスの公式サイトによると、

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via E-PL7公式サイト

これくらい違います。左が一般的なスマホで、右が↑の魚眼レンズで撮ったもの。ただし、画質はスマホよりははるかに上ですが、9-18mmなどに比べるとだいぶ落ちます。まぁ安いですしね。

もっとも、ボディキャップレンズと名乗っているだけあって、キャップレベルの薄さと軽さです。とりあえず鞄のポケットにでも突っ込んでおくと良さそうです。

予算がない人は前モデルがオススメ

しかし、E-PL7はどうしても高すぎる……という人もいると思います。

そういう場合は、ちょっと前の記事でも紹介しましたが、

 

OLYMPUS ミラーレス一眼 PEN Lite E-PL6 レンズキット ホワイト E-PL6 LKIT WHT

OLYMPUS ミラーレス一眼 PEN Lite E-PL6 レンズキット ホワイト E-PL6 LKIT WHT

 

 一世代前のモデルとなるE-PL6が、レンズキット29,800円というありえない激安価格でセール中です。Amazonの価格破壊は本当に恐ろしいな……。

E-PL6はE-PL7とくらべて液晶が下側に180°向かなかったり、液晶の解像度が低いという欠点はありますが、Wi-Fiもついているし、画質や画素数は同レベルです。液晶画面も上に170°ほど回転するので、自撮りも余裕。E-PL7の方がもちろん良いのですが、価格ほどの差はありません。正直、コスパならこっちが断然お得です。ボディキャップレンズを追加しても3万円ちょっとですしね。

一本で済ませたいなら……

魚眼はズームできないのがちょっと……さっきの広角ズームレンズは高すぎるし、遠くまでズームできない……何よりレンズは一本で済ませたい。そういう場合は後で紹介するコンパクトデジカメを買えばいいのではないかと思いますが、それでもどうせならレンズ交換できて画質が良い方がいいよね、という人もいるかと思います。

スマホでは撮れない広角から、そこそこの望遠まで1本で撮れて、軽くて写りが良くて安いレンズはないの? というワガママをかなえてくれるレンズがこれ。

 

 これはめちゃくちゃ良いレンズです。12mmなので9mmほど広角では撮れないのですが、スマホよりははるかに広く撮れますし、望遠にも3倍程度ズームできるので、旅行の用途にはぴったり。何より、70gというコンパクトさが最大の魅力です。しかも、なかなか写りも良い。28,000円くらいするので、そこそこ値ははりますが、広角ズームレンズよりはだいぶ安いです。

ちなみに、このレンズはオリンパスではなくパナソニック製。オリンパスのカメラにも使えますが(オリンパスとパナソニックは共通の規格を使っているので、ボディとレンズが共用できます)、パナソニックのカメラと一緒に使うのがベストです。

 

 軽くて液晶が180°稼働してWi-Fiも備えてタッチもできるパナソニックのカメラというと、GF6ですね。2年近く前のカメラですが、画質も機能も十分第一線で通用するレベルです。

 

続いて、ミラーレスその2。

 

 

 ソニーのα5100。先ほどのPENよりも大きなセンサーを搭載しながら、コンパクトさは同等以上という、小型化が得意なソニーならではの製品です。実売価格はレンズキットつきで約60,000円とそれなりにしますが、レンズが16mm(換算24mm)からとかなり広角で、さらにズームもそれなりにできるため、これ一つで旅行は何とかなるのがありがたい。しかもレンズ込みでも超コンパクトですからね。画素数も2400万画素と高画素で、フォーカスも速いと言うことなし。

どうしても60,000円は高いという場合は、

 

 ひとつ前のモデルが4万円台でお買い得。画素数は約1600万画素にダウンして、フォーカス性能も落ちますが、今でも十分な性能を持っています。

ただし、キットレンズではもう少し広角が欲しいということもあるでしょう。その場合は例によって超広角レンズを追加購入しましょう。

 

ソニー ズームレンズ E 10-18mm F4 OSS SEL1018

ソニー ズームレンズ E 10-18mm F4 OSS SEL1018

 

 ただ、これは実売価格が70,000円近くするので、ちょっと手が出せないかもしれませんね……。

オリンパスのボディキャップレンズみたいなのがあるといいのですが。

コンパクトデジカメ編

コンデジはミラーレスよりさらにコンパクトなのが特徴です。レンズを交換しないなら、ミラーレスではなくコンデジを使う方がいいでしょう。最近では高級コンパクトと呼ばれるジャンルが流行しており、一眼並に高画質な写真が撮れるモデルが増えています。

なるべく広角で、さらに液晶画面を180°自分に向けられるモデルとなると……。

 

 まずはこれ。キヤノンのG7X。実売5万円台で手に入る高級コンパクト。一眼に迫る1型センサーを搭載し、液晶が上に180°持ち上がるモデル。むしろ上にしか上がらないという潔さ。電池もちがよくないのが弱点ですが、安定した画質はさすがのキヤノンです。

 

で、もし6万円よりももうちょっと出せるなら、

 

Canon デジタルカメラ Power Shot G1 X Mark II 光学5倍ズーム F値2.0 PSG1X MARKII

Canon デジタルカメラ Power Shot G1 X Mark II 光学5倍ズーム F値2.0 PSG1X MARKII

 

 キヤノンのコンデジフラグシップであるG1XmarkIIも候補に入れたいところ。G7Xよりさらに高画質で、より遠くまでズーム可能。もちろん自撮り液晶とWi-Fiつき。ただし、500g以上とかなり重いです。女性が片手で持って自撮りは厳しいかもしれません。

 

 ソニーのRX100M3でもいいのですが、価格が2万円ほど跳ね上がります。電子ファインダーの分なので、必要なければちょっと割高かも。ただし、G7Xよりもバッテリの―もちが1.5倍くらい上なので、その点に魅力を感じるなら悪くない選択です。