コメモ。

日記。メモ。備忘録。

カメラマニアはこんなことで言い争っています

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一般人からすると死ぬほどどうでもいいところにこだわるのがマニアというもの。カメラマニアもご多分に漏れず、「◯◯がいい」「いや◯◯だ」と今日もTwitterや2chやリアルで議論しています。

そんなカメラマニアの議論のポイントをまとめてみました。僕らはこんなことで言い争っています。

 

フルサイズ VS APS-C(orマイクロフォーサーズ)

要するに、"画質とコンパクトさ"の対立です。

フルサイズとは、現在の一般的な規格で最大のサイズを持つイメージセンサーのこと。センサーサイズが大きいと画質面で有利ですが、その分、カメラもレンズも高価になり、システム全体のサイズが巨大化します。APS-Cやマイクロフォーサーズユーザーはこの点を指摘し、「バランスがとれているのはAPS-C(orマイクロフォーサーズ)」と主張しています。

CCD VS CMOS

かつてイメージセンサーには、CCDと呼ばれる半導体素子が多く使われていました。最近では高感度画質に優れるCMOSセンサーが主流となっていますが、「低感度での画質に優れる」という理由でCCDを評価する人も多いです。もっとマニアックなものになると、同じCMOSでも表面照射と裏面照射で対立することも。

手ぶれ補正いる派 VS 手ぶれ補正いらない派

手ぶれを防いでくれる便利な「手ぶれ補正」ですが、これも不要派と必要派に分かれます。ないよりあった方が良いだろうと思うかもしれませんが、そう話は簡単ではありません。不要派の言い分としては「手ぶれ補正は画質に影響するしレンズがデカくなる」というもの。たしかに手ぶれを補正することで元写真の画角が少し狭くなったりしますし、画質命なユーザーは気になるようですね。「いらなきゃ切ればいいだけでは」というもっともなツッコミは通用しません。そんな平和的解決で話が終わるなら、最初から対立は起きません。なお、手ぶれ補正いる派の中でも、さらに「レンズ内手ぶれ補正派」と「ボディ内手ぶれ補正派」に分かれることがあります。

電子画像補正許容派 VS 電子画像補正否定派

レンズをコンパクトに作ると、どうしても歪みや周辺光量落ちなどの好ましくない現象が発生してしまいます。これを後処理でカメラが自動補正するのが「電子画像補正」ですが、「画質に影響する」「電子補正に頼るのは光学機器メーカーとしていかがなものか」などの理由で否定するユーザーも多くいます。

光学ファインダー VS 電子ファインダー

おそらく、現在もっとも大きな対立の一つ。昔ながらの光学ファインダー派の中には、ミラーレスカメラなどで使われている電子ファインダーを否定する人がいて、よく主張が対立しているのを見かけます。光学ファインダー派は、動体撮影などにおけるレスポンスや表示のラグを理由に電子ファインダーを否定し、それに対して電子ファインダー派は露出が表示に反映されるなど光学ファインダーにはない便利さを主張します。

固定液晶派 VS バリアングル(orチルト液晶)派

バリアングルとは自由に稼働する液晶のことで、チルトとは縦に動く液晶のこと。ローアングルやハイアングルで撮影するのに便利ですが、「そんなもんいらない」という不要派も多くいます。というののも、バリアングルやチルトにすることで堅牢性が失われたり、防塵防滴にしづらくなったり、本体が重くなったり厚くなったりするからです。バリアングルにするくらいなら少しでもボディを薄く軽く丈夫にしてくれよという不要派と、バリアングル便利じゃんという必要派。そもそも撮影スタイルが違う両者なので分かり合うことはありません。

 

……どれも一般人からすればどうでもいいことなのでしょうけど、まぁ一種の宗教戦争ですね、これは。