読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

コメモ。

日記。メモ。備忘録。

デジカメ「PEN」シリーズ最新モデル「E-PL7」速攻レビュー。自撮りするブロガーやYoutuberにオススメしたい。

f:id:cafewriter:20140830223009j:plain

オリンパスから先日発表になったデジカメ、E-PL7を体験イベントで触ってきたので、簡単にレビューしたいと思います。

 

E-PL7とは?

E-PL7はオリンパスPENシリーズのエントリー機にあたる「E-PL」シリーズの最新モデルです。

9月下旬の発売を予定しており、価格はオープン。店頭予想価格はボディのみ6万6,000円前後、14-42mm EZレンズキットが8万1000円前後、EZダブルズームキットが9万6000円前後(すべて税別)となっています。

まずはスペックをおさらい。青が前モデルよりも進化した部分、緑が前モデルと変わらない部分、赤がマイナスポイント(主観)部分です。

  • 【サイズ】114.9×67×38.4mm
  • 【重量】約309g(本体のみ)/約357g(バッテリー、メディア込み)
  • 【液晶】3型104万ドットタッチパネル
  • 【イメージセンサー】Live CMOS 1605万画素
  • 【画像処理エンジン】TruePic VII
  • 【シャッタースピード】1/4,000~60秒
  • 【感度】ISO200~25600(拡張100)
  • 【連写】8コマ/秒
  • 【手ぶれ補正】ボディ内3軸VCM補正

基本機能に関してはこんな感じ。サイズと重量については、若干大きく重くなったのでマイナスポイントとしました。

これを見るとわかる通り、基本機能については前モデルのE-PL6からそれほど変わっていないことがわかります。そもそも1年しか経っていないので、そこまで大きく進化する余地がないのかもしれませんが、前モデルを持っている人がわざわざ買い換えるほどの違いがあるかというと、ちょっと微妙かもしれません。

ただ、E-PL7のポイントはそこではありません。公式サイトでも大きくうたっていますが、「自撮り」に特化した機能強化が最大の進化ポイントです。

ということで、今回の体験イベントでも、そこを中心に操作してみました。ではタッチ&トライしてみた感想を。

E-PL7ファーストインプレッション

f:id:cafewriter:20140830225854j:plain

デザインは久しぶりにかなり変わりました。上位機種であるE-P5に近いデザインとなり、高級感が増しているように思います。

先ほど、大きく、重くなったのがマイナスだと書きましたが、それはあくまでE-PL6と比較しての話で、E-PL7単体で見ればまだまだ十分に軽くてコンパクトです。特にマイクロフォーサーズはレンズも軽量なので、全部合わせても500gを楽に下回ります。これなら一日中持っていても苦にはならないと思います。ちなみに僕自身が一日カメラをぶら下げて苦にならないギリギリの大きさは1.2kgです。

f:id:cafewriter:20140830233257j:plain

実際、体験イベントで持ってみても、E-PL6と大きさ・重さの違いを感じることはそれほどありませんでした。ただ、重さに関しては30g、つまり1割ほど重くなっているので、さすがに意識して持つとわかるかな、という感じです。

基本機能の多くは前モデルを引き継いでいるため、ぶっちゃけ使用感は変わりません。個人的に嬉しかったのは、液晶ディスプレイが46万ドットから104万ドットにスペックアップしている点。46万ドットはさすがにはっきりわかるほど画面が粗く、撮影していてテンションがまったく上がらなかったので、ここが向上したのは高ポイントです。実際に画面を見ても、これははっきりと違いを感じます。

……とはいえ、別に104万ドットがそこまで他機種をぶっちぎってすごいかというとそうではなく、やっと最新のデジカメの水準に達したかなというレベルですけど。

f:id:cafewriter:20140830230643j:plain

あと、気になる画質ですが、これは今までと一緒です。

画像エンジンが新しくなっているので、多少画質も向上しているはずですが、正直僕の目にはよくわかりませんでした。これもまったく同じ状況で同じように撮り比べれば変わるのかもしれませんが、イメージセンサーが同じなので、そこまで劇的な進化はないと思います。

余談ですが、オリンパスは2012年に発売したE-M5で画質が見違えるほど向上したものの、逆にそこから2年間はほとんど進化していません。なので、画質にだけこだわるなら、古いモデルの方が安くてお得です。

ですが、E-PL7には今までになかった「自撮り」機能があります。使ってみて思いましたが、必要としている人には神機能だと思います。

自撮りモードとは?

自撮りをするためには、まず液晶を手前に引き出します。

f:id:cafewriter:20140830231356j:plain

この状態だと上から液晶をのぞけるので、ローアングルで撮影するときに便利です。で、自撮りの場合はここからさらに、

f:id:cafewriter:20140830231449j:plain

こんな風に液晶をカパッと開き、

f:id:cafewriter:20140830231508j:plain

そのまま下に開き切ります。液晶のチルト機能は以前から搭載されていましたが、180度開くようになったのは、今回が初めてです。

f:id:cafewriter:20140830231546j:plain

横から見るとこんな感じです。完全に180度開いていることがわかります。

f:id:cafewriter:20140830231610j:plain

前から見るとこう。このとき、カメラは左手で持ち、人差し指をシャッターに、中指と薬指、小指の3本は、

f:id:cafewriter:20140830231752j:plain

この部分をグリップ代わりにして持つと安定します。もっとも、これは公式で言っているのではなくて自己流ですが……。

f:id:cafewriter:20140830231610j:plain

で、画面を右手でタッチすることでシャッターが切れるわけです。下開きのメリットとしては、タッチする手がレンズにかからないということがあります。これが上開きだと、タッチするときに横から回りこむように手を持っていかないと、レンズを覆ってしまいますからね。

f:id:cafewriter:20140830232426j:plain

このとき、キットレンズの電動ズームを使うと、液晶を180度開いた時点で「自撮り」モードが発動し、焦点距離がワイド側に自動でセットされます。これはなかなか考えられた仕様です。

他にも「自撮り」モードで便利だったのは、セルフタイマーと美肌モードですね。

f:id:cafewriter:20140830232447j:plain

まず、セルフタイマーです。この画面だと右下のセルフタイマー機能が「オフ」になっているのがわかりますね。このまま画面を普通にタッチすると、即座に写真が撮れます。

ところが、赤で囲ったところにあるシャッターボタンをタッチすると、タッチから1秒後に写真が撮れるのです。

自撮りするとき、普通にタッチで撮影するとどうしても液晶にさわっている自分の手が写ってしまいます。そのため、自撮りの場合はセルフタイマーを使う人が多いのです。E-PL7では特に設定を変更しなくても、自撮りモードに入るだけでセルフタイマーを使うことができるというわけ。セルフタイマーっていちいち設定するのは面倒なので、これは慣れればかなり便利そうな機能です。

f:id:cafewriter:20140830233058j:plain

また、撮影モードダイヤルを「iAUTO」にしている場合のみ、左下にオンオフボタンが出現します。これは「美肌加工」ボタンで、オンにすると撮影した肌が滑らかになるよう加工してくれるのです。

当たり前っちゃ当たり前ですが、「自撮り」モードは完全に女性をターゲットにした機能ですね。

実際に自撮りしてみましたが、タッチパネルの反応もよく、オートフォーカスも爆速(まぁこれは以前のモデルから速かったのですが)、テンポよく撮影できてストレスは感じませんでした。

個人的には、自撮りの場合はタッチシャッターではなく、あえてタッチフォーカスモードにしておき、電源を入れる→チルト液晶を開いて自撮りモードに→タッチフォーカスでピントを合わせ→セルフタイマーで撮影! という流れが一番素早くスムーズに自撮りできると思いました。

新しく追加されたアートフィルターもいい感じ

オリンパス機の機能で評価の高いアートフィルターですが、ここに新しく「ヴィンテージ」と、「パートカラー」が追加されました。アートフィルターというのは、要するに写真をオシャレに加工できるアプリみたいなやつです。

ヴィンテージは3種類あります。それぞれ撮り比べてみました。

f:id:cafewriter:20140830234215j:plain

これがアートフィルター1。

f:id:cafewriter:20140830234228j:plain

アートフィルター2。

f:id:cafewriter:20140830234245j:plain

アートフィルター3。

f:id:cafewriter:20140830234257j:plain

参考までに普通に撮った写真がこれ。

それぞれ特徴的ですが、どれもオシャレ写真には使いやすそうなフィルターですね。街並みとか、ご飯とか、何でもないものでもサクッと洒落た感じにしてくれそうです。自撮りで使うのも良いですね。

パートカラーは特定の色だけ残して、残りの色をモノクロにする機能なのですが、作例を撮り忘れてしまいました……。

でもこのあたりのアートフィルターは、もしかしたらアップデートで従来機種にも追加されるかもしれないので、これを目当てに買うのは(さすがにそんな人は少ないと思うけど)ちょっと様子を見てもいいかも。

総評

体験イベントではあまり長く触れなかったので、とりあえずのファーストインプレッションとしてはこんな感じです。

とりあえず、基本機能に関してはE-PL6から順当に進化した感じ。特に液晶ディスプレイが高精細になったのは個人的にとても嬉しいポイントです。

が、逆にいえばそれくらいしか目に見える進化ポイントがなく、新機能のほとんどが自撮りに特化したものばかりなので、前モデルを持っていて、なおかつ自撮りに興味がない人が買い換えるほどではないと思いました。

また、前モデルも所有しておらず、自撮りにも興味がないという人は、E-PL7の登場で値段が落ちることが想定される前モデルのE-PL6を買う方がお得だと思います。

では自撮りをよくするという人にとってはどうかというと、これはかなりオススメできるのではないかと思います。

なんといっても、液晶ディスプレイが下開きかつ、セルフタイマー自動発動なのはよく出来ています。オリンパスのデジカメはタッチパネルの反応がかなり良く、オートフォーカスも爆速ですから、タッチシャッターでストレスを感じることはないと思います(でも個人的にはパナソニックの方がほんの少し速いと思う)。ソニーのαシリーズも上開きできるけど、自撮りに関してはさすがに新しいだけあって、E-PL7の方がよく考えられています。

まとめると、

E-PL6、またはE-PL5を持っていて、自撮りに興味がない人→保留

E-PL6、またはE-PL5を持っていて、自撮りに興味がある人→買い替えもあり

E-PL6、またはE-PL5を持っていなくて、自撮りに興味がない人→E-PL6を買うべき

E-PL6、またはE-PL5を持っていなくて、自撮りに興味がある人→E-PL7を買うべき

こんな感じかな。

自撮りする女性はもちろんですが、ブロガーとかYoutuberとかで、自分を入れながら写真を撮らないといけない人にもオススメです。Wi-Fiでスマホからシャッター切れる機能もあるし(これは他の機種にもあるけど)。

あと、電動ズームが自撮りに連動しているのはいいのですが、ワイド側が換算28mmなのはどうなんだろう。自撮りするなら24mmが欲しいと思うので、オリンパスもそろそろパナソニックみたいな12-32mmくらいの超小型キットレンズを出してほしいと思いました。