覚えておきたいお墓参りのマナーまとめ
今年もお盆の季節がやってきました。
先日、フジテレビの情報番組「ノンストップ」で、お盆について覚えておくべきマナーが紹介されていたので、自分用メモとしてまとめておきたいと思います。ちなみにこのお盆の礼法をTVで紹介されていたのは、現代礼法研究所の代表・岩下宣子先生です。
お墓参りの正しい順序
お墓参りでは、お墓に水をかけたり、掃除をしたり、お花を供えたりしますが、それぞれにきちんと意味があり、正しい順序が存在するのだそうです。その順序とは以下の通り。
- 墓の掃除
- 花や供物をあげる
- 線香をあげる
- 墓石に水をかける
- 合掌する
なぜこの順序かというと、お墓参りで線香をあげるのには「線香の煙を通じて亡くなった人と話ができる」という説があるのだといいます(諸説あるそうです)。
すなわち、
線香=亡くなった人との対面
ということです。
そのため、まずは「墓の掃除」や「花や供物をあげる」ことで、対面の準備を整えるわけです。その後、線香をあげて対面した後、墓石に水をかけるのは、自宅に人を招いたときにお茶を出すのと同じく、もてなしの意味があるのだとか。
お墓参りは来客時のもてなしと同じである、と考えると、なるほど納得の順序ですね。
その他、気をつけること
墓石に水をかける際は、3回以上かけること。また、墓石は傷つきやすいため、掃除はたわしではなく、スポンジやタオルなどで行うこと。供える花は故人が生前好きだった花で基本的にOKですが、なるべくトゲのある花は避けること。そして、花粉が多い花はあらかじめ雄しべを取って供えることが紹介されていました。
仏壇への供物
仏壇への供物をどのように渡すかですが、これは相手の家の家長に渡したり、テーブルに置いて渡すのではなく、仏壇に直接供えるのが正解。そして、箱のまま供えることが大事なのだとか。
また、その場合の箱の向きは、仏壇に向けるのが作法みたいです。ご先祖様から見て、文字が読めるようにということですね。
以上、お墓参りのときのマナーまとめでした。