単焦点レンズを買う前に調べておきたい、自分がよく使う焦点距離を知る方法。
画質がよくて、なるべく軽くて、明るいレンズを買うなら単焦点レンズです。
しかし、単焦点レンズはズームできないので、「買ったはいいけど、使いにくかった……」なんてことにもなりがち。
じゃあどうするか。
自分がズームレンズでよく使っている焦点距離を調べて、それに合う単焦点レンズを買えばいいのです。
そこで役立つのが、F6 Exifというフリーソフトです。古いソフトなので、Windows 2000、XP、Vistaでの動作確認しかできていないようですが、試したところWindows7でも動きました。
どう使えばいいのかを簡単に紹介します。
まず、公式サイトからF6 Exifをダウンロードし、インストールします。起動すると、こんなウインドウが立ち上がります。
「ツール」から、「EXIFエクスプローラ」をクリックします。
すると、もうひとつウインドウが起動するので、「ファイル」の「開く」から、自分が撮影した写真をまとめたフォルダを呼び出します。これで、写真データの解析がスタートします。
解析が終了すると、焦点距離別の写真の枚数が表示されます。このとき僕は、14-140mmという高倍率ズームレンズを使っていたのですが、ご覧の通り、10mm~20mmと、40~50mm、80mm~90mm、140mmを多用しているみたいです。
これで、自分が購入すべき単焦点レンズの焦点距離がわかりますね。
ちなみにこの焦点距離は35mm換算ではなく実焦点距離で表示されますので、ご注意を。念のため。
フォルダをクリックすると、その焦点距離で撮影した写真のサムネイルが表示されます。
写真をクリックするとExif情報が表示されます。
注意することとしては、被写体がいろいろバラけている写真フォルダを使うこと。ポートレートしか撮っていないフォルダで調べても、似たような焦点距離ばかりになって参考になりません。旅行や行楽の写真なんかがオススメです。
よく「2本目のレンズは単焦点を買おう」と言いますが、購入する前にこうしたツールでよく使う焦点距離を把握しておくと、レンズ選びが楽になりますよ。もちろん単焦点以外のレンズを選ぶ場合でも役立つはずです。