コメモ。

日記。メモ。備忘録。

オリンパス12-100mm F4.0 PROの写りをZD 12-60mm F2.8-4.0と比べてみた。これは神レンズなのでは

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ふだん、取材ではオリンパスのOM-D E-M1というカメラを使っています。

レンズは1本で済ませたいならパナソニックの14-140mmですが、望遠端のF値が5.6と暗く、広角側が14mmスタートなのも不満でした。

取材におけるクリティカルな焦点距離は24-120mm(35mm換算)あたりですし、F値はできればあと一段明るいと助かるのに……という状況だったのです。

そんな願い(?)が届いたわけでもないのでしょうけど、このたびオリンパスから12-100mm F4という、まさにドンピシャなレンズが登場しました!

カテゴリーは「PRO」なので、オリンパスとしても相当気合の入ったレンズになっている模様。

発売は11月下旬となっていますが、一足先にオリンパスプラザにて試写してきましたので、写りをご紹介します。

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カシオのEX-ZR4000は小型センサーのメリットを生かした最強の旅カメラになりそう

1年弱前に「イメージセンサー大型化が進むカメラ業界でのペンタックスQの存在意義」という記事を書きました。

cafewriter.hatenablog.com

その中で、1/1.7型センサーを搭載するミラーレスとしての意義は超広角にあるということを書いたのですが、まさにそんな僕の考えを体現するようなコンデジがカシオから登場しました。

casio.jp

1/1.7型センサーと超広角ズームレンズを搭載したEX-ZR4000です。

Bluetooth Smart / Wi-Fi対応で、EXILIMらしくオートトランスファーでスマホに写真を自動転送できます。液晶はもちろん自撮りに最適な180度チルト可能。

レンズのスペックは35mm換算19-95mm相当F2.7-6.4。望遠側はかなり暗いのでオマケ程度ですが、この機種の売りはなんといっても広角側でしょう。19mmでF2.7というスペックはコンデジとしてのサイズを考えるとかなりいい落とし所だと思います。単焦点でもいいくらいだけど、そこは一応ズームがあることで汎用性もキープ。明確に旅行向きですね。これは売り場でもかなりプッシュしやすいカメラなんじゃないでしょうか。

なんといっても特徴は1/1.7型センサーを搭載したところ。スマホよりははるかに画質が上で、なおかつボケ過ぎないため、適当に撮ってもピントが外れません。旅行等の記念撮影には持って来いといえます。

センサーが大型化する一方で、小型センサーのメリットをうまく生かしたカシオらしい魅力的なカメラですね。

ちなみにこの1/1.7型センサーですが、ペンタックスQやStylus1sといった小型カメラにもう何年も搭載されているソニー製のイメージセンサーでしょう。

技術的にはかなりこなれていて歩留まりもよく、おそらくコストもそこまでかかっていないはず。

だからこそ19mmというレンズを搭載したにも関わらず、実売価格5万円台に抑えることができたといえそうです。

スマホとも既存のコンデジとも違う価値を見せてきたEX-ZR4000。

旅行での自撮りカメラとしてはしばらく最強のポジションを築きそうです。

「EOS 5D Mark IV」発表に「高すぎる」の声。裏では「5D Mark III」の値上がりも。

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キヤノンからフルサイズ一眼レフカメラ「EOS 5D Mark IV」が発表されました。

発売日は9月8日

前モデルから4年半、待望のリニューアルとなります。

注目ポイントは、

画素数:2230万画素→3040万画素
コマ数:秒6コマ→秒7コマ
動画:4K搭載(30p)
画像処理エンジン:DIGIC 5+→DIGIC 6+
独自機能:デュアルピクセルRAW、GPS、Wi-Fi
その他:マルチコントローラー、60gの軽量化など

といった感じ。今どきのカメラになったなぁという印象です。


……が、お値段の方がハンパないことになっていて、

なんと、ボディだけで43万2,500円(税別)

前モデルは発売時にたしか35万円くらいだったので、ざっと10万円アップしている計算です。

もちろん為替レートの関係で高くなっているというのはあるのですが、それでも高すぎです。どうやら、ちょっと前のレートで計算している模様。

スペック的には申し分ないのですが、現時点では価格のインパクトが強すぎてユーザーからも不満の声が上がっているようです。


……で、こうなってくると、がぜんお得になってくるのが、前モデルの5D Mark IIIです。

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D Mark III ボディ EOS5DMK3

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D Mark III ボディ EOS5DMK3

Amazonで25万円くらいとお買い得。

実際、改めて5D Mark IIIにも注目が集まっているようです。

何しろ20万円くらい違いますからね……。5D Mark IIIでも撮影するにはまったく問題ないわけですし。

実は大手量販店では、5D Mark IIIの価格が今朝あたりから一気に5万円ほどアップして30万円近くになっています。

おそらく、5D Mark IVの価格が発表されると5D Mark IIIにお買い得感が出るため、先んじて値上げしたものと思われます。

せこいといえばせこいけど、商売ってそういうもん。

もっとも、Amazon他、小さなネットショップではまだ値上がりしていないので、5D Mark IIIを買うなら今がチャンス。


Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 6Dボディ EOS6D

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 6Dボディ EOS6D

で、もっとお買い得感が出ているのがEOS 6D。

いろいろな機能をはぎとった廉価モデルですが、画質は今も最高峰ですし、何より13万円台という価格は5D Mark IVを見た今、奇跡のような低価格に感じます。

こちらもいずれ後継機が出るでしょうけど、ヘタすると25万円くらいになる可能性もあるので、限界まで下がった今が買い時といえるのかもしれません。

手軽にフルサイズを楽しむならEOS 6Dが圧倒的にコスパ良しです。


なんだかんだで5D Mark IVも売れるのでしょうけど、カメラの値段はいつまで上がり続けるんでしょうね……。

オリンパスの標準ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED12-50mmF3.5-6.3 EZ」が75%オフ13,500円の処分価格に!

OLYMPUS ミラーレス一眼 レンズ 防塵 防滴 電動ズーム ED 12-50mm ブラック M.ZUIKO DIGITAL ED12-50mmF3.5-6.3 EZ BLK

オリンパスの標準ズームレンズ、M.ZUIKO DIGITAL ED12-50mmF3.5-6.3 EZ が暴落といっていいほど価格を下げています。

なんとAmazonで13,500円。定価50,000円以上するので、75%ほど値下がりしている計算です。

もともとこのレンズはカメラのキットで売られることが多かったので、定価だといまいち買う気が起きないわけですが、ここまで下がるともはやキット販売以下。

なぜこれほど安くなったのか。

情報をまとめた結果、どうやら生産が終了したためのようです。

要するに在庫を抱えているお店が売り切ろうとして、一斉に安くなったものと思われます。

発売は2012年と古いレンズではないのですが、あまり評判が良くなったのも一因でしょうか……。

とはいえ、ダメレンズかというと、そんなことはありません。

一言でいうと「器用貧乏」なレンズで、これ1本でとりあえず済ませたいというときにはかなりの力を発揮します。

なんといっても、


- 広角から望遠までカバー

  • 防水レベルの防塵防滴性能
  • マクロモード搭載でかなり寄れる
  • 電動ズームなので動画にも使える


と、キットレンズとは思えないほど盛りだくさん!

特にキットレンズで広角側が12mmをカバーしているマイクロフォーサーズレンズはこれとパナソニックの12-32mmくらいで、さらにこちらは望遠が50mmまで伸びて防塵防滴とまさに唯一無二のレンズなのです。


じゃあ逆に低評価されているところはどこかというと、



- 長い(8.3cm!)

  • 望遠側の画質がそんなによくない(暗いし)


という2点。


特に画質に関してはシビアに見ると望遠側の周辺が甘く、何よりF値が6.3と暗いため、暗所で使いにくいという弱点があります。

僕の使い方だと暗所性能が重要なのでこのレンズは処分してしまいましたが、逆にいうと明るいところで広角中心に使う分には十分な性能を持ったレンズだったりします。


長さに関してはもうちょっとどうにかならなかったのかと思わないでもないですが……。


ともあれ、メリットがデメリットを上回っていると感じたなら、この価格ですし、迷わず突撃してしまって良いかと思います。これから値上がりするかもしれないですし。


シチュエーションとしては、旅行とか、登山とか、キャンプとか、BBQとか、海とか……濡れたり汚れたりする可能性があって、できるだけいろいろな状況に対応したい(暗所を除く)という場合に役立つと思いますね。


ちなみに現在、シルバーはちょっと高くなっているので、買うならブラックがおすすめ。

マンフロットのミニ三脚「PIXI EVO」購入。一本は持っておきたい万能アイテム。

マンフロットのミニ三脚の「PIXI EVO」を購入しました。

前モデルのPIXIを持っていたのですが、花火を撮るのにレンズをほぼ真上に向ける必要があり、なおかつ軽量コンパクトなものということで、これしかありませんでした。

買う前は若干大きくなったサイズが懸念点だったのですが、実際に使ってみると特に気にならないレベル。たたむと長さは20cm程度なので、旅行などにも問題なく持っていけると思います。

前モデルとの違いを紹介しておきます。写真はiPhoneで撮ったものなのでホワイトバランスにばらつきがあるのはご了承を。

まず脚ですが、通常は開くとこのくらいの高さになります。

しかし今回からはスイッチを切り替えることで、さらにペタンと寝かせることが可能になっており、

撮影の幅が広がります。

また、脚は少しだけ伸びるようになり、安定性が増しました。これなら、大きめのミラーレスくらいなら支えられそうです。

そして何よりありがたいのがこれ。

カメラに取り付けるボールジョイント部分が切れ込みのおかげで90度倒せるようになったのです。これでレンズを真上に向けることもできるようになりました。

花火は夜空の撮影には欠かせない機能です。

てな感じで非の打ち所がないないアイテムなのですが、強いて言うなら構造の問題で高さが取れないのが弱点といえば弱点。

でもそれはもう用途が違うっつーか、広角レンズを買って、なんで望遠が撮れないんだって怒ってるようなもんです。

高さが必要なら台を活用するとか、いろいろ知恵で切り抜けたい。

前モデルもそうでしたが、旅行に一本あると記念撮影とかレストランでの集合写真とかに死ぬほど便利なので、おすすめです。

最強のレンズ保護フィルターZeta Quint購入。価格に見合う価値はあるか?

最近、三脚ごとカメラを倒すという凶事に見舞われ、幸いなことにボディとレンズは問題なかったものの(さすがニコン!)、レンズの保護フィルターが犠牲になりひん曲がってしまったので、ニコンサロンまで行って外してもらいました。

保護フィルターなんぞいるかぁ? と半信半疑だったのですが、この結果を見せつけられてはぐうの音も出ません……。

フリーランスは何の保険もないので保護フィルターは必要!

ということで、ニコン24-70mm F2.8用の新たな保護フィルターを購入しました。

冒頭のこいつです。

これまではmarumiを使っていて、今も大変信頼しているのですが、どうせなら最強の保護フィルターを買ってやれ、ということで衝動的に購入したZeta Quint。

77mm経でお値段、なんと1万円!!!!

いちまんえん!?

バカじゃないの!?

……と製品が出たときは思っていたのですが、買っちゃいましたよね……。

その詳細に関してはこちらの記事が詳しいのですが、

特別企画:どうせ買うなら高級品? 高機能フィルターは本当に必要なのか - デジカメ Watch Watch

特徴は強化ガラスとジュラルミン製のフレーム、そして指紋や水滴がつきにくいコーティングと、レンズの性能を極限までそのままに保つZRコートです。

ぶっちゃけ画質への影響は従来品と比較してもよくわからないレベルなのでどっちでもいいのですが、ガラスとフレームにお金をかけることにしました。

もちろん、これほど高級な保護フィルターを今後もすべてのレンズにつけていくつもりはありません。

が、「こいつだけは壊れるとやばい!」というレンズについてはできる限りコストをかけて守っていこうと思います。

ボディと違ってレンズは、さすがに同じものを予備に買うわけにもいかないので……。

ということでZeta Quint、やたらと高いですが、ピンポイントで大事なレンズに使うならおすすめできそうです。何より、これで割れたらもうしょうがないよね! とあきらめがつきそう。

石油王はぜんぶのレンズにつければいいんじゃないかな!