コメモ。

日記。メモ。備忘録。

日本での発売もありえる? 海外スマホメーカーからマイクロフォーサーズの新型カメラ「BF1」登場

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ちょっとおもしろいカメラが発売されるようです。

中国のスマホメーカー「Meitu」が開発した「BF1」は、マイクロフォーサーズマウントを採用したミラーレスカメラ。

アスキーに展示ブースのレポートが載っていますね。

ascii.jp

おもしろいと書きましたが、これ自体はいたってオーソドックスなカメラです。

ただ、スマホメーカーがカメラを出すという行為がおもしろいし、マイクロフォーサーズマウントを選択しているのもおもしろい。

飛び道具的なカメラではなく、あえて正統派のカメラで来たというのが興味深いです。

カメラに特化したスマホを売るために「カメラもちゃんと作れるメーカー」というブランディングをしたいのか、それともこのカメラで真剣に市場をとっていきたいのか、どういう立ち位置を狙った製品なんでしょう。

ともあれ、これでマイクロフォーサーズマウントが盛り上がるといいですね。

具体的なスペックを見ていきましょう。

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公式サイトを見る限り、対象は女性。

「旅拍神器」という文字がありますが、拍は「撮影する」という意味で、神器は「機械」。なので、旅行にぴったりのカメラとしてアピールしているのでしょうか。

大きさは83×66.9×51.9mmで、重量は228グラム。

操作はタッチがメインのスマホライクなもので、ボタンはシャッターくらいのようです。

前から見た形は正方形でキヤノンのPowerShotNっぽいのですが、さすがにそれよりは大きいですね。

現状、マイクロフォーサーズ機でもっともコンパクトなGM1が98.5×54.9×30.4mmなので、横が短く縦に少し長く、厚みはもっとある感じでしょうか。さすがにGM1ほどではないにしろ、かなりコンパクトな印象です。

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付属レンズは自社製品とのことですが、OEMでしょう。

アスキーの記事ではボカして書いていますが、スペックとルックスから見て、ほぼ間違いなくパナソニックの14-42mm F3.5-5.6 電動ズームだと思われます。

気になるセンサーはソニーの「IMX159」。1600万画素です。

ちょっと前のオリンパスのマイクロフォーサーズ機にはこのセンサーが使われていて、評判も上々でした。

画質面では今も見劣りしませんし、だいぶ値段もこなれているはずなので無難なチョイスだと思います。

価格は未定とのことですが、このあたりの情報から考えると、仮に日本で発売になった場合、レンズキットで5万円くらい?

アスキーの記事には2万円台なら……と書いていますが、そんなに安く出せるかなぁ。

そもそもカメラ王国の日本ではかなり厳しい戦いになりそうなので、発売するのかわかりませんけどね……。

【2016夏】夏休みの旅行におすすめのデジカメを選びました

毎年似たような記事を書いていますが、今年も夏休みが近いということで旅行におすすめのデジカメを選んでみます。

デジカメ選びで毎回悩ましいのが、やはりスマホの存在。

多くの人は「旅行だから」という理由でデジカメを買おうとしますが、ぶっちゃけ最近のスマホは優秀なので、わざわざデジカメを持って行かなくても十分撮れてしまいます。

では、そんなスマホありきで考えたとき、旅行に持っていくデジカメはどうあるべきなのか。

その視点からいくつか選んでみました。

旅カメラの条件

旅行にふさわしいデジカメの絶対条件としてまず「コンパクトであること」が挙げられます。

僕は普段ニコンの一眼レフを使っていて、旅行に持って行ったこともあるのですが、とにかく重いしデカいし目立ちます。

撮影が目的の旅ならいくらでも持っていけばいいのですが、そうではない旅行ならもはや一眼レフは不要だと僕は思います。

またよく言われているように一眼レフのあの形は世界的に高級カメラとして定着しているので、ぶら下げて歩くのはちょっと不安もあります。かといって大きすぎるため鞄にも入れておけません。

旅行くらいの撮影だと一眼レフの優位性はほとんどないので、ここは素直にミラーレスかコンパクトデジカメがおすすめです。

ただし、ミラーレスでもレンズを欲張ると一眼レフ並みに肥大化して意味がありません。なるべくコンパクトなレンズを選ぶべきです。

その上で、3つの視点からデジカメを選びます。

「夜も良い画質で撮影したい」「もっと広く撮りたい」「ズームも使いたい」

3つの視点とは、

  • 夜も良い画質で撮影したい
  • もっと広く撮りたい
  • ズームも使いたい

です。

この3つのうち、一つでも当てはまるならデジカメを持っていく意味はあります。これらはスマホが苦手とする撮影だからです。

逆にいうと、日中、風景を大きく入れた記念写真を撮るだけならデジカメは不要です。スマホは暗い場所での撮影が苦手ですが、これも「とりあえず写っていればいい」レベルなら撮れなくはないので、無理にデジカメを買う必要もありません。

しかし、夜でもしっかりと良い画質で思い出を残したいのであれば、ここは専用機の出番です。

「もっと広く撮りたい」というのは、スマホで撮れる範囲よりももっと広く写したいという場合です。特にヨーロッパなどでは巨大な建造物が多いので、近くまで寄ってしまうと建物全部を入れた写真が撮れません。スマホの撮れる範囲は決して狭いわけではないのですが、デジカメならもっと広い範囲を写せるカメラがあります。

最後に「ズーム」です。個人的には旅行には不要かなと思うのですが、目についた珍しいものを大きく写したいことはあるでしょう。そんなとき、いつでも近寄って写せるとは限りませんので、遠くのものを撮ることを考えて一応ズームができる安心感は大きいです。

これらをすべて満たすカメラはなかなかないのですが、1~2つを満たすものはいろいろあります。

大前提として、「夜にスマホよりも圧倒的に綺麗な写真」を撮るためには1型以上のセンサーを搭載した機種である必要があります。

さらにコンパクトさを考慮するとまず候補に挙がるのが、キヤノンのG9 Xです。

広角はスマホと同じ28mmからなので「もっと広く撮りたい」は満たせませんが、3倍とはいえ一応ズームもできるので、「夜も良い画質で撮影したい」「ズームも使いたい」の2つを満たしています。

この2点を満たして最軽量コンパクトな機種がG9 Xです。スペックを考えるとずば抜けているので、画質、ズーム、サイズをどうしても両立したい方はこちら一択です。旅行につきものの自撮りできる可動液晶はありませんが(液晶は固定)Wi-Fiも搭載されていて写真をすぐにスマホに送信できますし、値段もそこそこ手頃です。

G9 Xの対抗馬はソニーのRX100M3。信頼と安定のRX100ブランドの3代目で、機能とサイズ比を考えるとほぼ究極の一台といっていいデジカメです。価格が7万円オーバーと高いのがネックですが、それさえ許容できるならこれで間違いありません。

まず24mmという広角から撮ることができ、さらに3倍と少なめですがズームレンズも搭載。

さらに1型センサーで画質も非常に良く、夜でもスマホとは比較にならない綺麗な写真が手軽に撮れます。

ようするに上記の3点をかなりのレベルですべて満たしている機種なのです。

おまけにWi-Fi完備、自撮りのための可動液晶完備、いざとなったら役立つポップアップ式ファインダー完備と、三ツ星レストランのごときパーフェクトなサービスっぷり。

もう一度いいますが、金があって他に特別なこだわりがなければこれが一番です。予算が不安ならG9 Xで。

……いきなり結論が出てしまいましたが、他にもいろいろ候補あるのでそちらも合わせてご紹介します。

もうちょっと自分に合わせて尖った機種を選ぶなら

上で挙げたG9 XとRX100M3で物足りないところがあるとすれば、それはズーム倍率です。3倍というズーム倍率はコンパクトさを考えれば仕方がないとはいえ、ちょっと物足りないかもしれません。

個人的にはあまりズームは必要としませんが、いろいろな人から話を聞くと、一般的に旅では10倍くらいのズームがあると十分なのだそう。

しかし、デジカメでは「ズーム倍率」と「コンパクトさ」と「画質」はすべて相反する要素でして、画質もズーム倍率も妥協しないとなるとサイズが一眼レフ並みに大きくなります。

そんな中、パナソニックから発売されたTX1はそれらを高レベルでまとめた非常に秀逸な機種となっています。

価格はRX100M3並みにお高いのですが、換算25mmから250mmの約10倍ズームを搭載しており、しかも上記のデジカメと同じ1型センサーなので暗い場所でもスマホより圧倒的に綺麗に撮れます(仕様上、暗所でズームすると多少ノイズが乗りますが)。

こうなるとサイズが心配になるところですが、ここもがんばっていて、RX100M3より一回り大きいだけにとどまっています。

箱型でレンズがそれほど飛び出していないため、ジーンズのポケットは厳しいですが、鞄にはすんなり収まるでしょう。10倍ズームに慣れると3倍ズームは明らかに物足りなくなるので、サイズを一回り許容できるならこちらもおすすめです。

ただし、自撮り用の可動液晶はついていません。Wi-Fiはあるのに……。

3倍程度ならズームはいらん! 画質に全振りするんや! という人にはリコーのGR IIがおすすめ。

ズームは一切できないのですが、そのかわりiPhoneとほぼ同じ範囲を撮影できる換算28mmレンズを搭載しており、しかもセンサーは1型をさらに上回るAPS-C! これは一般的な一眼レフと同じセンサーです。

夜どころか昼間の撮影でもスマホとの差がわかるほど高画質。おまけにズームをあきらめたおかげでサイズも非常にコンパクトです。ただ、Wi-Fiはありますが自撮り用の可動液晶はありません。

価格はだいぶこなれてきていて、7万円代で買えるようです。

一点、注意したいのは、あまりにも暗い場所ではオートフォーカスが迷いがちになること。

その場合はスマホで被写体を一瞬照らして、そこにピントを合わせるなどの技を使いましょう。

cafewriter.hatenablog.com

コンデジではなくミラーレスですが、GF7もおすすめです。

実際に旅行で使ってみてその便利さに舌を巻きました。標準ズームレンズをつけた場合、レンズ部分が出っ張ってしまうのですが、全体としてはかなりコンパクトで鞄には楽に入ります。

画質は1型以上APS-C未満といったところ。標準ズームレンズなら3倍弱のズームもできますし、セットでコンパクトな望遠レンズもついてくるので、念のため鞄に放り込んでおくと安心感があります。また標準ズームレンズは換算24mmからなので、iPhoneよりも広い範囲を撮影できます。もちろんWi-Fiも搭載。「夜も良い画質で撮影したい」「もっと広く撮りたい」「ズームも使いたい」を高いレベルでほぼ満たしてくれます。

しかし、なんといってもGF7の優れたところは自撮り液晶の優秀さ。左右どちらのボタンでもシャッターが切れることや、顔認識の優秀さは他の追随を許しません。誰かに「写真お願いします」をやらなくても、自分たちだけで撮れるのは便利です。

お金に余裕があるなら後から超広角レンズを買い足せるのもミラーレスならでは。価格も5万円程度とかなり落ち着いていてお買い得です。ミラーレスでは個人的にいちおしです。

cafewriter.hatenablog.com

続いては「お金に余裕がありすぎて困っている」人向け。

SONY ミラーレス一眼 α7S ボディ ILCE-7S

SONY ミラーレス一眼 α7S ボディ ILCE-7S

ソニーのフルサイズミラーレスα7シリーズ。中でももっとも暗所性能に優れたα7Sに、iPhoneとほぼ同じ範囲を写せる単焦点レンズ28mm F2の組み合わせです。

合わせて、ざっくり25万円くらいします。

先ほどGRが「画質全振り」と言いましたが、このα7Sはそれをさらに圧倒する超高画質を誇ります。というか、一般向けに販売されているすべてのデジカメの中でもトップクラスです。特に暗い場所での画質がすさまじく、単焦点レンズの明るさも加わってまさに最強。おまけにGRが苦手な暗所オートフォーカスもバシバシ決まります。

たとえば夜のバーでほとんど明かりがない中、出てきた料理と目の前に座っている彼女を一緒に撮る……みたいな場合、このセットだと信じられないほど綺麗な写真が撮れます。

弱点としては液晶が自撮り向きではないことと(一応動くのですが)、それなりにカメラについて理解しておく必要があること、そしてそれほどコンパクトではないこと。とはいえ、比較的小さな28mm F2レンズをチョイスしたので、一眼レフと比べればはるかにコンパクトですが。

どんな場面でも簡単に究極の画質で思い出を残したいなら、この組み合わせでフィニッシュでしょう(後継機種は高すぎるので外しています)。

というか、僕がほしい

……ところで、ここまで紹介してきたデジカメにはある弱点があります。

それは、何も考えずにオートでバシバシ撮っていると背景がボケてしまいがちなこと。

詳細な説明は割愛しますが、画質がいい=センサーが大きいということは、背景がボケやすいということでもあります。

背景がボケた写真は一見きれいに見えますが、逆にいうと「オート(カメラまかせ)」で撮るとボカしたくない場面でも勝手にボケてしまうということでもあります。

旅行のように人と背景を一緒に撮る場合、それでは困りますよね。これを防ぐにはF値という値を大きくして撮るか、被写体と背景を近づけて撮るなどの小技を使わないといけません。しかし、そういうのは面倒だから覚えたくないという場合は、「背景がボケてもいいときだけデジカメを使い、それ以外はスマホで撮る」などの使い分けが必要になってきます。

じゃあそれもう、ぜんぶスマホでよくない?

……という人のために、最後に変わり種のデジカメを紹介します。

PENTAX 広角ズームレンズ 08 WIDEZOOM Qマウント 22827

PENTAX 広角ズームレンズ 08 WIDEZOOM Qマウント 22827

ペンタックスのミラーレス一眼、Q-S1と、換算18mmから撮れる超広角ズームレンズです。Q-S1は標準ズームレンズつきで25,000円ほどと暴落しているのですが、超広角ズームレンズのほうは34,000円ほどとちょっとお高め。これでもかなり値段は落ちた方ですが……。

実はこのQ-S1、今まで上で紹介したデジカメとくらべてセンサーサイズが1/1.7型とかなり小さめです。iPhoneよりもちょっと大きいくらい。なので画質にはそこまで期待できないのですが(とはいえさすがにスマホよりは上です)、逆に「背景がボケにくい」というメリットがあります。これなら記念撮影でうっかり背景をボカしてしまうこともありません。これだけならiPhoneでいいじゃんという話なのですが、ポイントはレンズ交換ができること。

上記の超広角ズームレンズならものすごく広く風景を写せるので、ヨーロッパの教会の中などもすべて収めることができるのです。これはこれで、スマホには絶対に撮れない写真です。

Wi-Fiがない、液晶が動かないので自撮りに不向き、そもそも新機種がしばらく出ていなくて、今後シリーズが存続するのか不明といった不安要素もありますが、旅行用として完璧に割りきって買うのならいいかもしれません。

以上、旅行におすすめのデジカメのご紹介でした。

自分にぴったりのデジカメが見つかるといいですね。

腕時計をつけるつけないの議論が噛み合わないのは当然

こういう話題、定期的にネタになりますよね。

netallica.yahoo.co.jp

会社の上司に「ローンでもいいから高級腕時計を買え」といわれた人がスレを立てて、ネットユーザーが反発しているという話。

こんなものに絶対的な正解なんてないですし、そもそも上記の記事だけだと業種や年齢すらわからないので議論の材料もそろっていません(元スレは見ていません)。

なので「人それぞれだろ」の一言で終わる話なんですが、それでも毎回言い争いが起きるのって、腕時計というアイテムが未だに人のプライドとかコンプレックスをくすぐるからなんでしょうね。

で、だいたい高級腕時計の話になると、

  1. ちゃんとした腕時計をしないのは社会人として恥ずかしい派(必要派)
  2. 安いやつでいいからつけるべき派
  3. そもそもスマホで時間がわかるんだから不要派

この3つに分かれるのですが、それぞれ違うところを見て議論しているんだから、そりゃ噛み合うはずありません。

「1」は腕時計を自分を演出するための小道具として考えていて、「3」は完全に実用品としてとらえている。「2」はどちらかといえば「3」に近いバランスタイプ。腕時計というモノの役割をどう捉えるかという前提がすでに違うのです。

↑の記事でいうと上司は「1」なのに部下は「2」か「3」ですから、高い腕時計に意味を見いだせるわけがない。これは単なる価値観の違いです。やっかいなのは上司が価値観の違いを仕事と結びつけてしまっていることですが、これはどちらかといえば「休日のゴルフや職場の飲み会に参加する・しない」と同じタイプの問題です。「上司が押し付けてくること」と「腕時計が必要かどうか」は別の話なので切り分けないとややこしくなります。

話を腕時計に戻します。

腕時計を100%実用品として捉えるなら、G-SHOCKなどスマホにない機能性を備えた一部の例外を除いてつける意味はほとんどありません。自分の生活の中にスマホを使えない環境(セキュリティ上スマホを出せない仕事とかアウトドアが趣味とか)が存在するかどうかを考えて、必要なら安いものを1本買っておけばいいだけです。

腕時計を演出の小道具として捉えるなら、値段はもちろん、それ以外の要素も考慮して選ぶ必要があります。価格が同じくらいでもG-SHOCKとスカーゲンでは印象がまるで違いますし、ロレックスとグランドセイコーでも印象は違うでしょう。誰に対してどんな印象を与えたいのかを考えれば、自ずと選ぶべき腕時計は決まってきます。

ということで腕時計云々で迷っている方がいたら、まずは腕時計が自分にとって「実用品」なのか「演出の小道具」なのかを決めてから、「つける」か「つけない」か、「つけるとしたら何をつけるのか」を考えればいいと思います。ただ、腕時計以外に髪型とか服装とか「演出の小道具」はたくさんありますし、そっちの方が目立つので優先すべきですけど。

画質がよくてポケットに入るコンデジを探したら3種類しかなかった

デジカメマニアとしての最近のマイブームは「ポケットに入ること」です。

前にもちらっと書きましたが、特殊な用途を除いてデジカメは完全にスマホに置き換わっています。

デジカメの利点といえは「画質がいい」とか「ズームできる」とか微妙なものばかりで、そんなものはスマホの「意識しなくてもつねに持ち歩いている」という利点一発で粉々に打ち砕かれてしまいます。だって一般的な人が日常的に撮る写真の9割はご飯とか自撮りとか集合写真でしょう。そんなもん広角単焦点レンズをつけたスマホで事足りますもんね。記録写真だから画質なんかいらないし、ズームもデジタルズーム(トリミング)でまったく気にならない。だったらカメラなんか一台でいいっつー話です。

これって実はカメラが好きなはずの自分自身にもいえることで、仕事用の一眼レフとかを除けば僕も普段からカメラを持ち歩くことってそんなにないんですよね。せっかく普段用にと小さいカメラをいくつも買ったのに……。

それではもったいないので、ちょっと自己分析してみたんです。

「そもそもカメラ専用機を持ち歩く必要はあるのか」
「必要があるなら、なぜカメラを持ち歩かないのか」
「そんな自分がどうすればカメラを持ち歩くようになるのか」

これで結局、「いらないじゃん」っていう結論になったら趣味用のデジカメは売り払ってもいいかも。持ち歩かないデジカメなんて置いといても仕方ないし。

……さて、じゃあ1つずつ考えてみましょうか。

「そもそもカメラ専用機を持ち歩く必要はあるのか」

これは「ある」ですね。というのも、やっぱりスマホだと撮りたいのに撮れないシーンって結構あるんですよ。たとえばちょっと暗いお店でご飯や人を撮るのはスマホにはかなり厳しいですし、そういうところだとスマホのフラッシュも炊きにくい。

先日もとあるお店で肉寿司を食べたんですが、店内が暗すぎてぜんぜん明るく撮れないんですね。色もコントラストも出ないし、ブレまくるし、ぜんぜんおいしそうじゃない。本当に記録しただけ。これは人それぞれの感じ方なので、それでいいって人もいるでしょうけど、少なくとも僕は撮った写真はネットにアップするか人に見せるかするので、「もうちょっと綺麗に撮りたいのになぁ」と思いました。

こういう場面って結構あるので、やっぱりデジカメは持ち歩きたいわけです。そういうときだけ持っていくというのもありですが、僕はあまり計画的ではないので突発的に必要になることの方が多いんですよね。

よし、自己分析終了。やっぱりデジカメは必要だな。

で、「必要があるなら、なぜカメラを持ち歩かないのか」ですが、これは冒頭でも書いた通り、スマホの「携帯性」というメリットが大きすぎて「画質」というデメリットをカバーできてしまっているから。逆にいうとデジカメの「携帯性」というデメリットが大きすぎるからともいえます。ちなみにカバンに入れろよという意見は、僕が何よりも荷物を増やすことを嫌がる性格なので却下です。

じゃあどうすれば「カメラを持ち歩くようになるのか」。

「画質」が「携帯性」を覆せない以上、改善できるところは「デジカメの携帯性」しかありません。

デジカメの携帯性がスマホに並べば、「画質」の差分でデジカメが優位になります。

スマホレベルで自然に身に付けることができ、スマホレベルでサッと取り出して撮影できるようにするためには……。

これはもう「ポケットに入るサイズ」のデジカメを探すしかありませんよね。なぜなら僕が普段、スマホをポケットに入れているからです。

ということで、いろいろ試してみたのですが、「ポケットに入る」ための条件で重要なのはただ一つ。

「厚み」

です。

正直、たいていのコンデジであれば縦横のサイズは大したことありませんし、iPhoneよりコンパクトです。ところが、レンズ分の厚みがあるためにポケットに入らないのです。

この時点で、ミラーレスは却下です。たとえば僕が持っているミラーレスだとEOS M2に22mmとか、GF7に12-32mmとかをつければかなり薄くなりますが、それでも厚みは5cmくらいにはなってしまいます。5cmではポケットには入りません。できれば3cm、少なくとも3.5cm程度に抑えたいところです。

もっと薄くできる可能性があるとしたら……これはもう沈胴式のレンズを搭載したコンデジしかありません。

しかし、ここで立ちはだかるのは「画質」の壁です。

コンデジでも薄くてコンパクトなものはセンサーが小さいものが多く、スマホとの違いを出しにくいのです。ぱっと見てスマホよりも明らかに綺麗だとわかるためには、1型センサー以上でないと厳しいでしょう。

それでいて厚みを可能な限り抑えた機種となると……。

という感じでどんどん条件を絞っていった結果、厚み3.5cm以下という条件で出てきたのは3機種しかありませんでした。

キヤノンのG9Xと、

リコーのGR IIと、

パナソニックのCM10です。

G9Xは厚みが3.08cm。同ランクの1型コンデジの中でも圧倒的に薄く、軽量コンパクトです。

GR IIは盲点でしたが、画質はAPS-Cで1型をもはるかに凌ぎ、それでいて3.47cmとギリギリ3.5cmを切っています。ズームはありませんが、そもそもスマホ的な使い方をするならズームは不要ともいえます。

っていうかGRは持っているので、実際にやってみればいいんですよね。ためしにジーンズの尻ポケットに入れてみたらギリギリ入りました(膨らみが気になるといえば気になりますが)。

ポケットに入れて手ぶらで常時携帯するなら、ここらへんが限界ですね。

ちなみに他にも1型コンデジだとRX100とかG7Xとかあるのですが、残念ながらそれぞれ3.59cm、4.04cmと3.5cmをオーバー。APS-Cでいくと、富士フイルムのX70が候補ですが、やはり4.44cmとオーバーしています。

CM10はちょっと特殊なカメラで、2.11cmとずば抜けて薄型ではあるのですが、どちらかというとかなりスマホよりなんですよね。Android搭載しているし、SIM挿してネットもできるし。通話機能がないしバッテリーのもちを考えると、結局スマホはまた別に持ち歩くことになりそうですが、安いSIMを挿して写真SNS専用スマホとして使うのも面白いかもしれません。できればこの厚みでカメラ専用機を作ってほしいんですけどね。

ということで、現状だと僕の場合はG9XかGRの二択で、すでに所有しているGRを持ち運ぶことになりそうですが、ここへきてGRの暗所AF性能の低さが気にかかるところです。暗いところだとiPhoneよりもフォーカスが迷うんですよね、GR……。

スマホに滅ぼされそうになっているコンデジですが、高級路線でどんどん趣味的な方向へ逃げるのではなく、徹底的に薄型にしてスマホに勝負を挑む機種ももっと出してほしいなと、そんなことを思いました。

ブログでフリー素材の画像を使う理由って何なの?

フリー素材の画像、特にぱくたそあたりの画像を使っているブログをよく見かけるのですが、あれにはどういう意味があるのでしょうか?

ほとんどの記事はその画像がなくても成立する内容であり、フリー素材は単なるアイキャッチにしかなっていないように思います。

15年ブログをやってきた経験から断言しますが、アイキャッチやイメージカットとしてフリー素材を使うのはデメリットが大きすぎます。

ブログの最大の価値は「個性」であり、ブログ名、ハンドルネーム、デザイン、文章、写真、すべての表現で個性を出していかないと、まず覚えてもらえません。

アイキャッチ画像を否定するわけではなくて、画像がないと寂しいというのなら、自分で撮った写真を使えばいいでしょう。内容にあった写真を用意するのが面倒? 別に内容に合っている必要なんてないでしょう。毎日の朝ごはんを撮って貼り付けていくだけでもいいじゃないですか。そっちのほうがよっぽど印象に残るし、親近感を持ってもらえると思うのですが。

わざわざ他のブログやサイトで使われているだろうフリー素材で己の個性を殺すことにどういうメリットがあるのか、どなたか教えてほしいです。

何か明確な意味とメリットがあるなら僕も使いますんで。

AmazonでニコンCOOLPIX Aが半額以下に! 激安でAPS-Cの写りを手に入れるチャンス

Nikon デジタルカメラ COOLPIX A DXフォーマットCMOSセンサー搭載 18.5mm f/2.8 NIKKORレンズ搭載 ABK ブラック

COOLPIX Aというカメラがあります。

ニコンから2013年3月21日に発売されたカメラで、薄型のコンパクトカメラながら一眼レフと同じAPS-Cのセンサーを搭載し、ポケットサイズの実力派として話題になりました。

しかし、売行きはいまいちで今に至るまで後継機が出ていないという不遇のモデルでもあります……。

売れなかったのは別にCOOLPIX Aに問題があったわけではなく、同時期に発売されたリコーのGRとコンセプトがダダかぶりだったため。

※こちらは現在も順調に後継機が出ています。

35mm換算28mmの単焦点レンズを搭載したスナップシューターとしてコアなファンを抱えるGRにはさすがに勝てず、同じコンセプトならGRを買うわという人が多くてCOOLPIX Aはカメラ史の闇に消えてしまったわけですが、別に性能的にダメなカメラだったわけではありません。

そりゃあ細かい操作性なんかはGRにくらべると煮詰められていなかった印象ですし、レンズバリアがなかったのも手軽さという意味ではマイナスでした。時期的に当時最新の画像処理エンジンEXPEED3を搭載できたにも関わらず、一つ前の世代のD7000と同じ1600万画素センサー+EXPEED2という組み合わせもコストダウン感ありありでしたし。

とはいえ、レンズはGRにも負けないさすがのニッコールクオリティで評価も高かったですし、操作系もニコンの一眼レフに近くて、むしろニコンに慣れている人には使いやすい。それに何と言ってもAPS-Cでこのサイズ感はGRを除けばCOOLPIX A一択ですからね。

そう、GRがなければね……。

ということで、ニコンユーザーである僕も当時GRを購入し、COOLPIX Aのことはすっかり忘れていたのですが、地味に今でも販売が続けられていたようで、チェックしてみるとAmazonで半額以下の大バーゲン状態になっていました。

なんと定価約12万円のところ、半額以下の5万円!

シルバーに至っては衝撃の47,000円!!

安レンズ1本分でAPS-Cのコンパクトカメラが買えるとは……。

当時はGRの影に隠れていましたが、こうなると俄然ほしくなりますね。

いや、GR持ってるからいらないはずなんだけど……。んぐぐぐぐぐぐ。

なお、Wi-Fiでスマホに写真を送るなどの便利機能は世代的についていませんが、純正のWU-1aというアクセサリを使うと可能になります。

Nikon ワイヤレスモバイルアダプター WU-1a

Nikon ワイヤレスモバイルアダプター WU-1a

小さいのでカメラのコンパクトさを損なわないのもGOOD。

Nikon デジタルカメラケース ブラック CS-CP4-5BK

Nikon デジタルカメラケース ブラック CS-CP4-5BK

ケースとストラップは純正品が出ています。3,600円くらい。

そういうのをつけずにカバンに放り込んでおくのもいいと思いますが。

7,000円くらいと高いのですが、個人的にはめちゃめちゃかっこいいと思うレンズフード。質もよくて高級感あります。

Nikon 光学ファインダー DF-CP1 BK ブラック DFCP1BK

Nikon 光学ファインダー DF-CP1 BK ブラック DFCP1BK

ファインダーないと嫌なんすわという人には外付けの光学ファインダーを。ちょっと、いやかなり高いですが……。

僕は基本的に外付けのファインダーってかっこ悪いと思っているのですが、COOLPIX Aだけはレンズフードと一緒につけるとかっこいいなと思うんですよね。なんでだろう、ちょいやぼったい感じがいいのかも。レトロな駅舎とかがよく似合うカメラって感じ。

ただし、レフ機ではないので撮影範囲が上下にずれるパララックスが生じます。ご注意を。

アクセサリまでぜんぶ買うと高いので、僕だったらレンズフードだけ買ってつけっぱなしでカバンに放り込んでおくかなぁ。

そういう気取らない使い方が似合うカメラだと思います。

もし僕が新人ライターだったら最低限買うカメラ機材と、身に付けるテクニックについて

自分の本業はライターなのですが、今どきのライターは最低限の撮影ができないと仕事になりません。

いや、仕事にならないは言いすぎですが、撮影が一切NGだと確実に仕事が減るのでもったいないです。

ということで今回は、2016年5月現在、もし僕が新人ライターだったらこれを買うだろうなと思う高コスパおすすめ機材と、最低限これだけ覚えとけばそこそこいい感じに撮れるテクニックについて記しておきます。

対象は「これから仕事を始めるライター」なので、一般的なカメラ記事とはかなり異なります。

買うべきカメラ

買うべきカメラは絶対に一眼です。それも一眼レフスタイルのカメラです。一眼レフスタイルであればミラーレスでも可です。

……この時点で初心者は何を言っているかわからないと思うので、具体的に機種名を挙げてみます。

ニコンのD5500+18-140mm レンズキット。

キヤノンのEOS 8000D 18-135mm レンズキット。

パナソニックのLUMIX G7 14-140mm レンズキット。

この3つのどれでもOKです。

なぜか。

ポイントはキット(セット)でついてくるレンズです。

一眼カメラにはだいたいズームレンズキット、ダブルズームレンズキットという2つのキットが用意されているのですが、ライターという仕事においてこの2つのキットはトラップなので買ってはいけません

なぜならズームレンズキットは軽量コンパクトな代わりに遠くの景色が撮れず、ダブルズームレンズキットは望遠レンズに交換するのが死ぬほど面倒だからです。

趣味なら好きにすればいいのですが、取材でレンズ交換を頻繁にするのはかなりしんどいです。たまにやっている人もいますが、真似しない方が無難です。たとえば記者発表会だと、スクリーンの撮影と登壇者の撮影を両方しないといけないので、引きと望遠がめまぐるしく入れ替わります。なおかつノートPCを広げてメモを取ったり原稿を書いたりする必要もあるので、撮影だけしているわけにもいきません。だったらまだボディーを2台持って、それぞれに標準ズームと望遠ズームをつけるべきです。

でも、そんなにお金はかけられませんよね。だから、ボディ+レンズ1個ずつで完結させるためにも、高倍率ズームレンズキット一択です。

写り? たいして違いません。背景ボケ? 95%の仕事で不要です。どうしてもボカしたければ思い切り望遠にして撮ればボケます。

高倍率ズームレンズのAFはちょっと遅いことが多いですが、それはまぁなんとでもなります。そこまでシビアな撮影ならおそらく専業のカメラマンが入るでしょう。しかし、焦点距離だけはどうにもなりません。

以上を踏まえて機材を探すと、ニコンとキヤノンにはそれなりの高倍率ズームレンズがキットになったエントリーAPS-C機がラインナップされています。どちらも10万円を切っているのでお得です。一応ペンタックスにもK-S2という安い高倍率ズームレンズキットがあるのですが、僕が使ったことないので今回は除外。気になるなら調べてみてください。防塵防滴なので結構いいのかも。

それからパナソニックのG7。これはミラーレスなのでD5500や8000Dに比べるとわずかに画質は劣りますが、気にするほどの差ではないので問題ありません。それよりも、ミラーレスながら一眼レフスタイルで、14-140mmという高倍率ズームレンズがセットになっており、8万円程度で買えるというコスパの良さを重視しました。ニコンやキヤノンよりも軽量で、レンズの焦点距離もさらに長いのでオススメです。

一般的なカメラ系の記事ではズームレンズの次に単焦点レンズをオススメされることが多いと思いますが、趣味で写真をやるのでなければ不要です。マクロレンズも必要ありません。高倍率ズームレンズで撮った後、トリミングでOKです。

なぜ一眼レフスタイルなのか?

コンデジでも画質がよく便利なカメラはいくらでもあります。ライターが撮る程度の仕事ではそこまでの画質は必要ないので、単なる取材であればそこそこ望遠で撮れるコンデジでも構いません。もっとコンパクトなミラーレスでも大丈夫です。

しかし、取材される方はそんなことわかりません。小さいコンデジでは"真剣に取材している感"が伝わりにくいのです。どう見られるかは重要です。そこそこ大きさがあり、ファインダーをのぞいて撮る"カメラらしいカメラ"なら間違いありません。

それでも記者発表会くらいなら誰もこちらを気にしないのでいいのですが、困るのはインタビューです。別にコンデジで撮ったっていいのですが、やはり一眼の方が無難です。相手がタレントさんだとなおさらです。

それから、晴天屋外の撮影ではファインダーがないと液晶画面がとても見づらくなることがあります。あらゆる状況に対応するため、実用面でもやはりファインダーはほしいところです。

ストロボは必須

上記の高倍率ズームレンズキットのいずれかを買えば、ボディとレンズはゴールです。これ以上買い足す必要は特にありませんが、一つだけ買っておきたいものがあります。

それは、外付けのストロボです。

高倍率ズームレンズは汎用性が高い代わりに暗く、暗所での撮影が苦手です。

また、インタビューではどうしても顔に変な影が落ちたり、暗くてノイズが乗りまくったりします。

そんな弱点をカバーしてくれるのが外付けのストロボ。あるとないとでは撮影の難度ががらりと変わります

各メーカーで出しているストロボを買えばいいのですが、注意すべきは発光部が上や横を向くタイプにすること。一番安いコンパクトなストロボではできない可能性が高いので注意です。

ちょっとお金はかかりますが、がんばって中位モデルを買うといいでしょう。

Nikon フラッシュ スピードライト SB-500

Nikon フラッシュ スピードライト SB-500

Canon スピードライト 430EX 3-RT

Canon スピードライト 430EX 3-RT

パナソニックは純正でちょうどいいのがないのでニッシンで。

ここまででだいたい10万円ちょっとそろうはずです。

なくてもいいけど買っておくと心に余裕が出るもの

予備のバッテリー(1個あれば十分)と、レンズを保護するためのプロテクター。

どちらも数千円するので、余裕があればでOK。

身につけておくべき最低限のテクニック

カメラを買ったらそのままオートで撮ってもいいのですが、最低限これだけは覚えておくと失敗しにくくなるテクニックがあります。

AFポイントを「中央一点」にしてからの「フォーカスロック」

オートで撮ると、どこにピントを合わせるかはカメラがすべて決めることになりますが、これではなかなか狙ったところにピントがいかず人物を通り越して背景に合ってしまうということもあります。

それがないようにピントだけは自分でコントロールするようにしましょう。半押ししてピントを合わせるとき、AFポイントが「中央一点」なら必ず中央にピントがきますから、そのまま半押しを維持してカメラをずらし、構図を変えてシャッターを押し込むというテクニックです。慣れると絶対にこちらの方が速く正確に撮影できます(明るい単焦点は使わない前提なのでコサイン誤差は気にしなくてOK)。

フルオートでAFの設定ができない場合は「P」モードを使いましょう。また、「P」を使うときはISO感度をオートに変更し、上限値を6400~12800程度に設定しましょう。

露出補正

マニュアル撮影以外ではカメラが写真の明るさを決めるため、こちらの意図通りにならないことがあります。たとえば逆光で顔が黒くつぶれたり、逆に白飛びしたりといった具合です。

こういうときのために「露出補正」だけは覚えておくといいでしょう。1枚撮ったら再生してみて、「画面が暗すぎる→露出補正をプラスする」「画面が明るすぎる→露出補正をマイナスする」でOK。補正の数値は状況で変わるので0.3~2くらいを目安に。

ホワイトバランス

ホワイトバランスというと難しそうですが、スマホのカメラで例えるなら、要するにInstagramのフィルターみたいな機能のことです。通常はオートにしておけばだいたいイイ感じにしてくれますが、たまーに電球なんかの影響を受けて写真が妙にオレンジがかったりします。

そういう場合はホワイトバランスをいじってやると色味を変えられるので、いろいろ試してみるといいでしょう。

天井バウンス撮影

インタビュー仕事で撮影もするなら、絶対に覚えておきたいのがこの天井バウンス

別に難しいことはなく、外付けのストロボをカメラにつけたら、発光部をぐりんっと天井に向けてやるだけです。

理屈はおいといて、こうすると「いかにもストロボを炊きました!」という感じの写真にならず、ナチュラルに明るく好印象な人物写真が撮れます

ただし、天井バウンス撮影で何とかなるのは「天井が高すぎず、白っぽい」場合に限ります。

会議室なんかはだいたいこの条件を満たすので、迷わず天井バウンス撮影でOKなのですが、イベント取材なんかだと天井が高すぎたりするので天井バウンスは意味がないことも多いです。

そういうときはあきらめて普通に前に向けて直射しましょう。暗くてブレるよりマシです。


以上、もし僕が新人ライターだったら最低限買うカメラ機材と、身に付けるテクニックでした。

10万円の出費は痛いと思いますが、仕事のクオリティがぐっと上がることを思うと安い初期投資だと思います。